Custom 10/すでにエア商談を楽しんでおりました
ポルシェに限らず、他のブランドでも最近はWebサイトに詳細なコンフィギュレーターを用意していて、折につけエア商談を楽しんでおります。
そこで常々思うのは、目指す着地点を明確に抱いていないと、福笑いのようにアガリがとっ散らかっちゃうということ。或いは取捨選択の際に欲張らないことも、モノ的にもお財布的にもすっきりした仕上がりを狙う上で大事かもしれません。その点、911はエクスクルーシブでもなければ設えはある程度定型化されているので纏めやすいモデルといえるでしょう。
僕が思い浮かべる911像は、出来るだけシンプルなオプションで主に走りを楽しむためのパッケージ、あるいは使い勝手のいいGTという個性を彩りで引き上げるパッケージです。うち、前者についてはちょうどこの4月に欧州で7速MTの選択肢が追加されたという話があったのですが、それが日本仕様ではまだ反映されていないので今回は見送りました。もし欧州仕様と同じであれば、7速MTはスポーツクロノグラフ、PTV、メカ式LSDもついてきてPDKと同額というお得な内容になるわけで、それが装着できるカレラSを選んでいたと思います。まぁ6速なら更に良しなんですが。
というわけで、今回は8速PDK前提でベースにはカレラを、そしてカブリオレを選びました。今や四駆でも操縦性に濁りはまるでうかがえませんし、RRを選ぶのは機能というよりはオッさん世代の精神性の問題です。一方でカブリオレもまた動的質感の損失は限りなく無視できるので、幌とのバイカラーが楽しめることもあり、こちらは欲求に従いました。
992は佇まいこそ911そのものですが、グラフィック的にはちょっと今日的にカッコよくなりすぎた感があるので、色は地味め古めにして均衡をとりたいと思い、クレヨンを選びました。本当は茶色の幌と合わせるなら997後期の世代にあったクリームホワイト辺りが理想的ですが、現在は通常のラインナップに設定されておらず、内装のアガヴェグリーンとの相性もみながらこの色を選んだ感じです。
ホイールはちょっと1970年代後半〜1980年代前半的な風味を狙ってオーラム、薄金を選択。サテンフィニッシュということでギラギラ感は抑えめだろうと思いつつ、もしダメなら銀に戻せばいいやということで。ちなみにタイヤサイズは本望ではないのですが、オーラムを選ぶとインチアップはもれなくセットという仕組みでした。サーキットを走る的な話ではなくホイール汚れを抑えて乗り心地にもプラスになるようにPCCBは選びましたが、キャリパー色は出来れば普通の黒か深銀にしたいですね。
内装にアガヴェグリーンを選んだのは、今回是非載せたかったオプションとの相性を考えてのことです。それはダークバルダオ・インテリア、つまりウッドトリムのパッケージです。
996〜991の世代までの911の内装といえば、形状は曲面が多く、センターコンソールも垂直側の存在感が強かったこともあり……と、ウッドバネルが活きる造作とは言い難いものでした。が、空冷世代のデザインイメージが色濃く反映された992の内装は水平基調でウッドの取り回しもすっきり。バルダオは杢目に強い主張はありませんがサテンフィニッシュの落ち着いた収まりで、液晶パネルばかりの内装にクラシカルな印象を加えてくれます。この杢目、カブリオレではシートバックにもデコレーション出来るようですが、さすがにそれはやりすぎと思って選択しませんでした。同様に、ステアリングとダッシュボードはすっきりさせたかったのでスポーツクロノはパスしています。
■Model/911カレラ カブリオレ
■Name/渡辺敏史
■Age/53歳
■TOTAL/20,801,211円
■Body Color/クレヨン
■Roof/ブラウン
■Interior/アガヴェグリーン
■基本価格/15,888,889円
■オプション総額/4,912,322円
【Option List】
・エクステリアカラー(クレヨン)/452,223円
・幌(ブラウン)/0円
・インテリアカラー(クラッブレザー、アガヴェグリーン)/899,352円
・911ロゴ/0円
・8速ポルシェドッペルクップルング(PDK)/0円
・スポーツエグゾーストシステム/433,890円
・ポルシェセラミックコンポジットブレーキ/1,487,037円
・20/21インチCarrera/Sホイール/269,908円
・ホイールオーラム塗装仕上げ(サテン)/198,612円
・18way電動アダプティブスポーツシート/544,908円
・ストレージパッケージ/0円
・ペイントキー、レザーキーポーチ/48,890円
・トリュフブラウンシートベルト/73,334円
・ウッドインテリア(ダークパルダオ)/267,871円
・BOSEサラウンドサウンドシステム/236,297円
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