アウディがフォーミュラEワークス初参戦でシリーズ制覇の快挙を果たす

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シリーズ最終戦で劇的な大逆転

まだF1ほどのバリューはないものの、電動化を進める自動車メーカーの参戦が相次いでいるフォーミュラEの2017/2018シーズンが終了。12月~7月をシーズンとする変則的な開催ゆえに7月の米国ニューヨーク戦が最終ラウンドとなったが、熾烈なチャンピオン争いが最終戦までもつれ込む展開となった。

その最終ラウンド1日目(第11戦)ではテチーター・チームのジャン・エリック・ベルニュがドライバーズタイトルを確定させていたが、チームタイトルは決まらず7月12日の最終戦を迎えることになる。この時点でシリーズリーダーのテチータと2番手アウディ・チーム(アウディスポーツABTシェフラー)のポイント差は33点あり、逆転は難しいと思われたが、最終戦はテチータがフライングスタート判定を受け、クラッシュが続出するなど荒れたレースとなる。

 

そんな中でアウディ・チームのルーカス・ディ・グラッシとダニエル・アプトが終盤のテール・トゥ・ノーズの戦いを終えて2位と3位でフィニッシュ。ファステストラップによるポイントも得て、わずか2ポイント差でシリーズチャンピオンを獲得。アウディはワークス体制となってから初のチャンピオンに輝く。

 

今年12月からスタートする2018/2019シーズンはBMWが参戦を開始し、ルノーに代わって日産がニューマシンを投入するなど話題も多いフォーミュラE。そろそろ日本開催の具体的な動きが出てきて欲しい気もするが……。

 

LE VOLANT 2018年10月号 Gakken Plus

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田畑修
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