ノーマルの「DMC12」は初のキット化
プラモデルメーカー青島文化教材社(アオシマ)から8月発売の新製品の情報が届いたので、カーモデルを中心にその内容をお伝えしよう。
孤高の存在「DMC12」いよいよ登場!
元GM重役のジョン・デロリアンが興したデロリアン・モーター・カンパニーのリアエンジンスポーツカー、DMC12の1/24スケール・キットが、8月にいよいよ発売となる予定だ。アオシマでは5月に、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのタイムマシーンを再現したキット(従来の製品とは異なる、新規設計のリニューアル版)を発売する予定だが、こちらのキットはそのバリエーションとして、ベース車であるDMC12のノーマル仕様を再現したものである。
完成見本画像でお分かりのように、見事なプロポーションのボディはガルウィング式ドアの開閉が可能。リアカバーも開閉可能で、その中には精密に再現された2.85LのV6 PRVエンジンが収まる。インテリアなどディテールにももちろん抜かりはないだろう。タイムマシンと併せて楽しむもよし、ボディ塗装でのステンレス感の表現にこだわるもよし、だ。価格は5,720円(税込)の予定。
大門軍団スーパーマシンが復活!
放送開始から45年/放送終了後40年である節目の今年、アオシマ製1/24スケール・プラモデルの『西部警察』スーパーマシンが、久しぶりの復活となる。
シリーズNo.1は、スカイライン(ジャパン)の2000ターボGTをベースとした大門団長専用車・マシンXで、カンパニョーロのホイールをはじめとするその専用装備の数々を再現。外装ではボンネットのNACAダクトやフロントのオイルクーラーおよびフォグランプ、キルスイッチやトランク上のアンテナ。室内では助手席部分に据えられたコンピューターボックスや赤色灯、ロールバーや消火器、そして左側ドア上部に取り付けられたサーチライトなど、その特徴となる部分が全て網羅されている。
シリーズNo.2はスーパーZ。マシンXの後を受け継ぎ大門団長専用車として登場したこの車両は、S130型フェアレディZの2by2をベースとしたもので、ガルウィング式のドアが最大の特徴となる。アオシマのキットではこのガルウィングドアが開閉可能であるほか、ボンネット上の催涙ガス銃やリアエンドの煙幕発生装置、アルミホイール(SSRスーパーシャーク)、室内の無線機やスイッチパネルなど、実車の特徴を余すことなく再現。
初代および二代目の団長専用車を作りながら、大門団長(渡哲也)のかつての雄姿に思いを馳せてみてはいかがだろうか。価格はいずれも4,400円(税込)の予定。
二代目ステップワゴンのモデューロ仕様も!
そしてもうひとつ、モデューロ仕様ホンダ・ステップワゴンの1/24スケール・プラモデルが、8月に発売となる。1996年に登場して大ヒットモデルとなった初代から現行モデルに至るまで、六世代を数えるステップワゴンだが、アオシマでは二代目(2001~2005年)をキット化、いくつかのバリエーションを展開してきた。現在はD.A.D仕様が発売中だが、このモデューロ仕様も再販となるわけである。
モデューロはホンダ純正のエアロパーツだが、キットではこれを装着した前期型ステップワゴンを再現しており、リアハッチが開閉可能、ウィンドウの塗り分け用にマスキングシールも付属する。メーカー純正エアロだけに「ザ☆モデルカー」シリーズからのリリースで、価格は3,520円(税込)の予定となる。
※本記事中の画像はいずれも試作品を塗装・組み立てたもの、およびイラストです。実際の製品とは異なる場合もある点、ご了承ください。