アウディと現代自動車が提携、燃料電池車の開発で特許の共有も

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トヨタ・BMW勢への対抗か!?

独アウディと韓国の現代自動車(ヒュンダイ)が燃料電池車の開発で提携する。燃料電池車に関する特許と関連部品を共有し、巨額のコストを分担しながら開発スピードを早めていく考えだ。
クルマの電動化指向が強まる中、電気自動車(EV)やハイブリッド車に関しては独自開発を進めている両社だが、燃料電池車ではなかなか市販化のメドが立たない状況にある。今回のクロスライセンス契約による提携はその状況を打破しようというもので、先行するトヨタ・BMW勢やダイムラーへの対抗策という見方もできる。ヒュンダイグループは世界販売を伸ばす中で、ハイブリッドやEVに加えて燃料電池車の開発にも積極的で、今年3月にラスベガスで開催されたCESで「NEXO」を発表している。
フォルクスワーゲングループ内ではアウディが燃料電池車の開発を担う形となっているが、ここにヒュンダイが加わることで資金調達にゆとりができ、開発規模の拡大も望める。アウディは、2020年代初めにはSUVスタイルの燃料電池車の生産を予定しており、今回の提携がその動きを後押しする形になる。
長距離走行に向く燃料電池車は、欧州メーカーにとって当面のEV開発の次の段階で欠かせない要素となる。水素インフラの整備も含め、提携による企業連合が次にどういった手を打ってくるのか、しっかり見ていく必要がありそうだ。

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田畑修
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