オリックスがトヨタMIRAIをカーシェアに導入

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東京都との共同事業で燃料電池車を初導入。2021年3月までは15分150円で提供

オリックス自動車が燃料電池車のトヨタMIRAI(ミライ)をオリックスカーシェアに導入。2019年末までに東京都内のカーシェア36拠点に36台のミライを配備し、誰もが燃料電池車でのドライブを体験できる機会を提供する。気になる価格も2021年3月までの1年余りの期間限定で15分150円からと、同社のデラックスクラス料金の50%オフ。10時間乗っても6000円と、比較的リーズナブルに燃料電池車のドライブを堪能できることになる。

このミライ導入は東京都が進める「レンタカー、カーシェアリングにおけるZEV(ゼロエミッションビークル)導入促進事業」への公募案件として2019年8月には発表されていたもので、東京都との共同事業という形になる。ゆえに東京限定のサービスだが、燃料である水素の補給などを考えると、水素スタンドの数が比較的多い東京となるのもいたしかたないかもしれない。とはいえ36台は少なくない台数でもあり、都内でミライを見る機会が増えることになりそうだ。

燃料電池車の販売はまだ少なく、2018年のミライの販売台数は575台。2019年は1-10月で556台とやや増えているので、これを機にビジネスユースなどで体験者が増えれば、需要が増えて東京都とオリックス、トヨタの思惑どおりコトが進む可能性も!? そのあたりもウォッチしていきたいところだ。

 

ル・ボラン2020年2月号より転載

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