オリジナルと同様、パワーユニットはフェラーリから流用?
「ストラトス」といえば日本でも知名度が高いランチアの名作だが、このほどCGアーティストであるcolorsponge氏が現代版の予想CGを制作。今回は正式なリバイバルに期待を込めて、その魅力的な作品をご紹介しよう。
ストラトスは、1970年の「HFゼロ」や1971年から1973年の「プロティーポ」というプロトタイプ時代を経て1975年までの「ストラダーレ」量産時代へと至ったランチアのミッドシップスポーツ。パワーユニットには、「(フェラーリ)ディーノ246GT/GTS」から流用された2.4L V6気筒DOHCを採用。標準仕様は最高出力190psを発揮した。ラリーを筆頭とするモータースポーツでも活躍、日本では1970年代後半のスーパーカーブームでも知名度を上げている。
今回の予想CGは「ストラトス2025」とネーミング、2025年の登場を期待して制作された模様だ。フロントには“原典”の特徴といえるコンパクトなリトラクタブルライトが備わり、アグレッシブなエアインテークやバンパーが装備。リヤエンドでは、LEDに変更されてはいるが丸いテールライト、ルーバー、ダックテール形状のウイングなどがオリジナルから継承。アグレッシブなエクステリアに仕上げられている。
ストラトスをモチーフにしたモデルは、これまでにも多数登場している。近年では2012年にベルトーネが発表したコンセプトカー、「ヌッチオ」や2018年の「ニュー・ストラトスなどが記憶に新しいが、今回のストラトス2025はフェラーリのハードウェア流用を想定。パワーユニットは510㎰を発揮するフェラーリ製4.3L V8ガソリンをイメージしているそうだが、2025年に復活するとすればハイブリッドなども期待できそうだ。
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