空冷フォルクスワーゲンの祭典「Street VWs Jamboree」16回目の開催
第16回目を迎えた「Street VWs Jamboree」が2023年6月4日に千葉県のフェスティバルウォーク駐車場で開催された。台風による荒天が心配されるなかでの開催だったが、当日は朝から晴天となり、会場には300台以上のフォルクスワーゲンとスワップミートが出展した。
ほぼ空冷VWで埋め尽くされた会場は、個人オーナーが愛車を広いスペースで披露できるラージエリアと、各カークラブのメンバーたちがクルマを展示してそのクラブのスタイルを表現できるクラブスタンドがそれぞれ用意されており、クラブごとの特色を楽しめるのもこのイベントの面白いところ。
また、毎開催時に設定されるフィーチャーカーにはタイプ3が選ばれ、約30台が集まった。
タイプ3とは
タイプ1(ビートル)同様に空冷水平対向エンジンをリアに搭載するモデルで、1961年から1973年まで製造されたロングセラーモデル。同車はタイプ1の後継車として開発されたという噂もあるが、タイプ1の上級モデルとして併売された。1969年8月にボンネットやバンパーなどが改良されたことから、ファンの間では1970年モデル以降を後期と呼んで区別している。ボディバリエーションは、セダンタイプのノッチバック、スポーティなファストバック、荷物が積めるワゴンタイプのバリアントの3つがあり、12年間で250万台が生産された。
映えあるBEST OF SHOWに選ばれたクルマがコレだ!
そして300台を超えるクルマのなかから選ばれる7つのアワードが用意され、StreetVWs編集部員による厳しい審査の結果、このショーの最高峰ともいえるBEST OF SHOWに広島県からイベントに参加した’51年型タイプ1スプリットモデルを仕上げた谷さんが受賞した。
このイベントには、アワードを目指して愛車を仕上げてくるオーナーの参加はもちろんのこと、遠方のVWオーナーと会える同窓会として、スワップミートでの掘り出し物探しなどなど訪れる目的は人それぞれ。海外からイベントに足を運ぶVWエンスーの姿もあり、フォルクスワーゲンが世界で愛されているということを、改めて認識した1日となった。
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