運動性能におけるオープンのネガはほぼ皆無
幌屋根を用いたことによる耐候性や快適性への影響はほとんんど無視できるレベルといえるだろう。屋根を上げていれば車内は平穏が保たれ、凹凸を超えての軋みや速度を上げてのバタつきといった現象も無に等しい。屋根を下ろしての走行では、ディフレクターが備わるとはいえ完璧なウインドプロテクションは望めないが、髪の毛をかき乱されるような巻き込みはもちろん抑えられている。
構造芯材のカーボン化やアウターパネルのアルミ化など軽量化に抜かりはなくも、8シリーズカブリオレの重量は1トン台に収まったクーペに対して100kgは重い。が、その重さや剛性低下はクローズドコースでの乗り比べでもなければ感じることはないだろう。その位、走りはキリッと引き締まっており応答性もすこぶり高い。パワーもともあれトルクの太さは四駆をして後輪のグリップを危ぶませるほどだが、横方向のスタビリティは見事で、スポーツプラスモードでさえ簡単にリアをブレークさせることはなく路面をきっちりと捉えて粘り抜く。先代にあたる6シリーズに対して、走りは明確に運動性能推しという印象は、クーペとまったく変わることはなかった。8シリーズの展開はこの後4ドアハードトップのグランクーペが控えているが、そちらも相当ファンなハンドリングを備えることは間違いないだろう。
【SPECIFICATION】BMW M850i xDrive コンバーチブル
■全長×全幅×全高=4851×1902×1345mm
■ホイールベース=2822mm
■トレッド=前1627、後1642mm
■車両重量=2015kg
■エンジン型式/種類=-/V8DOHC32V+ツインターボ
■内径×行径=88.3×89.0mm
■総排気量=4395cc
■圧縮比=10.5
■最高出力=530ps(390kW)/5500-6000rpm
■最大トルク=750Nm(76.5kg-m)/1800-4600rpm
■燃料タンク容量=68L(プレミアム)
■トランスミッション形式=8速AT
■サスペンション形式=前Wウィッシュボーン/コイル、後5リンク/コイル
■ブレーキ=前後Vディスク
■タイヤ(ホイール)=前245/35R20(8J)、後275/30R20(9J)
【問い合わせ】
BMWジャパン 0120-269-437
- 1
- 2
■関連記事
- 【海外試乗】エアロダイナミクスを駆使した史上最強のフェラーリロードカー「フェラーリ・SF90 XX ストラダーレ」
- 【海外試乗】ボルボの新世代デザインを纏ったコンパクトSUVは日本にジャストサイズで走りの質感も◎「ボルボ・EX30」
関連記事
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>