【東京モーターショー2017】「すぐそこにある」最新が揃う堅実さは、まさにフォルクスワーゲンならでは!

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出展車両の9台中、実に8台がジャパンプレミアとなるフォルクスワーゲンだが、そのラインナップは実に堅実。売っていない、あるいは売る予定のないクルマは1台も存在せず、唯一近未来的なのはVR(仮想現実)、あるいはAR(拡張現実)を駆使したインタラクティブな展示コーナーぐらいのもの。

ブースの主役は往年の名車、「タイプ2」のオマージュ的キャラクターのI.D BUZZだが、このコンセプトカーも2022年の市販化がアナウンスされている。

 

I.D BUZZ

2022年の市販化が決定しているフルEVのミニバンで、航続距離は600km以上という実用性の高さが魅力。発売時期から察せられる通り、運転支援システムも完全自動運転レベルになるとか。その外観は往年のミニバス「タイプ2」を彷彿とさせる仕上がり。

 

すでに商品化されている展示モデルにも見どころは多い。今回の準主役は最近日本でも発売されたアルテオンだが、要注目株はやはり新型ポロと走り好きにはたまらないup! GTIだろう。いずれも2018年にはリリースされる予定だ。

ポロ

欧州Bセグメントのベンチマークとして君臨してきたポロの最新バージョン。ゴルフと同じく、MQBと名付けられたフォルクスワーゲン入魂の基本骨格を採用。ボディは先代より大きくなったが車重は逆に軽くなった。

 

アルテオン

かつてはパサートCC、後に単にCCと名乗った4ドアクーペの実質的な後継モデル。外観はクーペテイストながら、ワゴンに匹敵する使い勝手を実現している点も魅力のひとつで運転支援システムも充実。日本には280psを発揮する2Lターボ+4WD仕様が導入。価格は5,490,000~5,990,000円。

 

up! GTI

フォルクスワーゲンではルポGTI以来となるスモールクラスのスポーツモデル。115psと200Nmを発揮する1L3気筒ターボに6速MTを組み合わせ最高速は197km/hをマーク。その車重は本国仕様で1トンを切る997kg。

 

パサート・ヴァリアントTDI

2018年初頭の導入が決定したパサートのディーゼルモデル。搭載するのは2Lターボで、日本仕様はEGR、尿素SCR、DPFを標準で装備するという。そのキャラクターを思えば、待望の正式導入といえるだろう。

 

eゴルフ

日本でもすでに受注開始となっているゴルフ初のフルEV。200Vの普通充電とチャデモの急速充電に対応。35.8kWhの総電力量を持つリチウムイオン電池を搭載し、最大の航続距離は301kmという。モーターの出力とトルクはそれぞれ136psと290Nm。価格は4,990,000円。

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小野泰治
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