フィットをベースにユーティリティを向上
この記事の公開日は2023年6月16日。今から12年前の今日――すなわち2011年6月16日に発売されたクルマをご存じであろうか? ホンダ・フィットから派生したワゴンスタイルのコンパクトカー、フィット・シャトル/フィット・シャトル・ハイブリッドである。
【画像20枚】積載性バツグン、ミドルクラスの上質性を持ったフィット・シャトルを見る!
フィット・シャトルのベースとなったのは二代目フィット(2007年登場)で、ホイールベースは変わらない(2500mm)ながらもボディは前後に延長されている。ボディサイズは全長4410mm/全幅1695mmと5ナンバー・サイズに収まる大きさで、幅はともかく全長の点ではコンパクト。ホンダでは「扱いやすいコンパクトなボディーサイズでありながら大容量のラゲッジスペース」と謳っていた。
このラゲッジスペースの実現にあたっては、フィット同様にセンタータンクレイアウトを採用していることが大きい。リアオーバーハング部ではなく車体中央部(前席シート下)に燃料タンクを配置することで、590Lという荷室容量を誇る。ただしこれはガソリン車の数値で、ハイブリッド車の場合はバッテリーなどを荷室下に格納するため、517Lとなる。センタータンクレイアウトのおかげでシートアレンジの自由度も高くなり、リアシートを完全に跳ね上げて、高さのある荷物を積むことも可能だった。
また、インテリアにおいては「ミドルクラスの上質・快適性」を標榜しており、「アコードクラスに匹敵する静粛性や乗り心地を達成」としていた。そのためベースのフィットと比較して遮音材や吸音材をふんだんに使用、三角窓のガラス板厚を増すなどの対策が施されている。
ハイブリッドの低燃費がひときわ好評
シリーズはガソリン車とハイブリッド車の2種類に大きく分かれており、駆動方式はFFを基本に、ガソリン車には4WDもラインナップ。エンジンはガソリン車の場合1.5Lのみで、直列4気筒SOHC 16バルブのL15A(120ps)を搭載。ハイブリッド用は1.3Lで同じく直4 SOHC(ただし8バルブ)のLDA(88ps)、これにMF6型モーター(14ps)を組み合わせていた。サスペンションはフロントがストラット、リアがトーションビームによる車軸式だが、4WDの場合はド・ディオン式となる。ガソリン車、ハイブリッド車ともに燃費は良好で、JC08モードにて前者は18.6km/L、後者は25.0km/Lという数値を誇った。
フィット・シャトル/同ハイブリッドは、発売から2週間で目標の約3倍となる受注を達成、その8割以上がハイブリッドだった。発売翌年6月には、フォグライトや室内のLED照明を標準装備とするなどの一部変更を実施。2013年8月にはマイナーチェンジを行い、外観や内装に変更を加えるなどしている。2015年3月に生産を終了、後継車は同年5月に登場したシャトルであった。
■関連記事
- 【29年前の今日…】欧州生まれのRV、「日産ミストラル」が発売に!戦略的な価格で日本上陸【…こんなことがあった】
- 【31年前の今日…】これが三代目レパード!?日産から「レパードJ.フェリー」発売さる!【…こんなことがあった】
関連記事
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>