3ナンバーも復活、歴代最大のヒットとなった6代目
ハイソカーブームの立役者、あるいは中心的存在であったX70系マークⅡは、1988年8月にフルモデルチェンジを行い、6代目・X80系へと進化した。マークⅡには兄弟車としてチェイサーとクレスタがあったが、同時にモデルチェンジを行ってチェイサーは4代目、クレスタは3代目となっている。マークⅡは先代同様4ドアのセダンとハードトップ、そしてワゴンをラインナップしていたが、ワゴンのみは先代のキャリーオーバーであった。
【画像34枚】イイ感じに仕上げられた81マークⅡの全体像はコチラから!
セダンおよびハードトップは先代のキープコンセプトでありつつも、ふくよかなボディラインが特徴で、より豊かさをイメージさせる造形となっていた。ハードトップの特徴であったクリスタルピラーは廃されている。インテリアも先代の直線基調から脱して丸みを帯びたものとなり、内装色もワインレッドやダークブルーではなくセーブルを前面に押し出し、印象を新たにした。メカニズムの面では、リアサスペンションが大きく変更され、セミトレからダブルウィッシュボーンに変更されたのが大きい。
搭載エンジンは全てDOHC化され(ディーゼル除く)、4気筒モデルもハイメカツインカムとなっている。6気筒の1G系にはスーパーチャージャー装着の1G-GZEを新設、ツインターボ付きも先代から引き続き用意された。登場翌年には3リッターの7M-GE搭載モデルを加え、先代で消滅していた3ナンバー・モデルの復活となった。さらに翌年の1990年のマイナーチェンジでは、2.5Lモデルもラインナップされている。X70系以上の人気に支えられ、1992年には次のX90系へとモデルチェンジされた。
足周りをちょっとだけモディファイ
歴代マークⅡの中でも最大のヒットモデルとなったX80系マークⅡだが、プラモデルの世界ではフジミとアオシマの2社から1/24スケールでキット化されている。ここでお見せしているのはアオシマ製のマークⅡを仕上げたものだが、完全なノーマルではなく足周りにちょっとしたモディファイを施した。作者曰く、「父親から代替えのため譲ってもらったマークⅡを息子が自分色に染め始めた」という設定とのこと。ホイールはアオシマのY30からBBSを流用、前後とも軽くネガキャンを付けている。
アオシマのGX81マークⅡは、シャシーをこのY30セドリック/グロリアから流用しているため若干ホイールベースが長いのだが、フジミと比べるとこちらの方が実車により近いイメージであろうと思われる。キットの仕様によってはエンジンが再現されているのも魅力だ(作例はエンジンなし)。ノーマルで作る場合も、作例より激しくモディファイする場合も、作例の工程は参考になるであろうから、制作中のカットのキャプションもお読み頂ければ幸いだ。
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