自動運転時代を見据えた「ポリゴナル・ステアリングホイール」も装備！

BMWが開発を進める「X5」クラスのピュアEV、「iX5」（仮称）の最新プロトタイプが厳冬のスカンジナビアに現れた。

カメラに捉えられたプロトタイプは、スリムなヘッドライトを装備。X5より低いルーフラインが確認できる。また、カモフラージュの合間からは自動運転用センサーカメラを収納するグリルの一部が初めて露出していた。とはいえ、これは市販コンポーネントではなく最終的にはコンセプトカーの「iNEXT」にインスパイアされた造形となる可能性が高い。

BMWは、すでに4ドアEVサルーンの「i4」に総電力量80kWhのバッテリーパックを搭載し最高出力530hpを発揮すると発表している。一方、このiX5ではさまざまな出力の電気モーターとバッテリー容量のバリエーションを揃える模様。グレード名も「iX5 xDrive40」、「iX5 xDrive50」、「iX5 M50xDrive」といったものが与えられるようだ。

今回はキャビン内の撮影にも成功した。そこには直感的なタッチコントロールを可能にする巨大で湾曲したディスプレイが確認。さらに、自動運転と通常運転時の操作を使い分ける上で形状を最適化したという「ポリゴナル・ステアリングホイール」の市販型も装備されていた。

このiX5のワールドプレミアは2020年内、販売は2021年前半が予想されている。デビューした暁には「アウディEトロン」、「メルセデス・ベンツEQC」、「テスラ・モデルX」、「フォード・マスタング・マッハE」の有力なライバルとなることは間違いない。

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