「VWゴルフIIリフレッシュ大作戦」最終報告【VW GOLF FAN Vol.12】

IIならば、長期放置車であってもまだ楽しめる

ちょっと気になっていたスピーカーのビビリを、町田のスピニングガレージでボッシュマン社製の新品に交換した後は、この赤のGLi、本当にもうなにもいうことはなくなった。当然、日常的に走らせるようになったのだが、そうこうしているうちに再確認したのは、このゴルフIIというクルマのボディサイズのよさ、3速ATも含めた使い勝手のよさだ。

スピニングガレージのショーケースには、ボッシュマンのスピーカーが常に数セット置かれている。コンスタントに売れる部品なのだ。

住宅街の入り組んだ狭い道路であっても取り回しに苦労することはなく、まさに古典的といえる3速ATも意外にスムーズなシフトアップで、3速に留まる分、シフトショックを感じる回数も少ない。まさにシティカーというに相応しい特性を示す。

スピニングガレージの新しいスタッフ、平林さんがスピーカーを交換。フロントは作業がしにくい、ダッシュ上面の狭いところにある。

リアはフロントに比較すれば、作業性がよい。スピニングが用意するボッシュマンのスピーカーは加工不要の、いわゆるトレードインタイプ。

タウンユースでは、いまなおまったく不満のない性能を持つのだ。IIはいま、ライト旧車、ヴィンテージ的に捉えられつつあって、静かなるブームとなりつつあるが、それはこの現代にも通用する実用性あってこそだろうと考えられる。

思い起こせば、昨年の夏だ。スピニングガレージの車両置き場でこの赤いGLiを見つけ、“長期放置車を起こす”という企画をやらんがために、本誌が無理矢理譲ってもらったのは……。

さて、IIならば、たとえ長期放置車であっても、こうすればまだまだ使えて楽しめるということは理解していただけただろうか。もちろん、少なからずコストもかかって、時に忍耐も要するが、このクルマにはそうして余りある魅力があるように思えるのである。

ペイントプレースKomの小牧さんからの贈り物は、ボディ同色に塗られたフロントVWマーク。塗装面が傷つかないよう、こんな風に固定されてきた。感激!

元の、素の状態に戻すことに意を注いできたGLi。最初の悲惨な状態の痕跡は完全になくなって、きわめてよいコンディションに仕上がった。まさに、上出来というヤツだ。

で、これが’90年式、赤のGLiの最終的な姿。グリルのVWマークをボディ同色とした、ほんの少しのモディファイがいい感じ。これなら、まだまだ使える、楽しめると思いませんか?

リポート:小倉正樹/フォト:谷瀬 弘 水野孔男

VW GOLF FAN Vol.12から転載

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