トヨタが足踏み式消毒スタンドを発売

田畑修
AUTHOR

「しょうどく大使」の名で一般に販売。ウィズコロナの時代に対応

今やあらゆる施設の出入口に手指消毒用アルコール製剤のプッシュボトルが置かれるようになったが、多くの人が触れるボトルの頭を手で押すことに抵抗を感じることも少なくない。その部分が汚れていたりするとなおさらだが、各所に備えられるようになった足踏み式なら、その心配はぐっと減る。もっと普及すればいいのに、と思うこともしばしばだが、そんなニーズにこたえてトヨタ自動車が足踏み式の消毒スタンドを開発。上郷部品センターで生産を開始し、トヨタディーラーなどで販売が始まっている。

月産3000個程の生産数となるが、クルマ同様、トヨタの本気のモノ作りによって生まれた「しょうどく大使」。

「しょうどく大使」と名付けられたこのスタンドは汎用プッシュボトルが使用でき、足踏み噴射だけでなくオプションパーツを追加すればボトルに触れずに手動操作も可能。車イス利用者のための配慮もなされている。パイプ構造で飾りけもなく一見単純な構造に見えるが、約30バージョンの試作品を医療機関に持ち込んで使い勝手や衛生面のチェックを受け、その意見を集約して完成させたものだという。重量は初号機の6kgから3.2kgまで軽量化されたこのしょうどく大使、小規模施設でも導入しやすいように希望小売価格は8000円(税別)とリーズナブル。月産2500~3000個レベルなので手に入りにくい状況も予測されるが、作動品質はトヨタの折り紙付き。今後、各所でお目にかかることになりそうだ。

ルボラン2021年2月号より転載

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!