新たなフォルクスワーゲン・ミニバンの主力はインパネ回りが新型「ゴルフVIII」風にデジタル化!
フォルクスワーゲン(VW)のミニバン(MPV)、「T6(トランスポーター6)」の後継となる「T7」のプロトタイプが出没。今回はその外観だけでなくインパネの撮影にも成功した。
Tシリーズは、1950年に誕生したVW伝統のMPVだ。1967年に「T2」、1979年に「T3」、1990年に「T4」と世代を重ね、現行モデルは2019年初頭にアップデートされ「T6.1」と呼ばれているが、いよいよ次世代モデルへとバトンタッチされるわけだ。
次世代型のT7では、VWグループの「MQB」プラットフォームを採用。48VマイルドHVテクノロジーはもちろん、最新のインフォテインメントシステムなどが投入されるという。今回捉えたプロトタイプは、ヘッドライトにダミーのステッカーを貼っているがT6よりわずかに低く長いボディ、Aピラーに組み込まれた三角窓、コンパクトなテールライトなどが確認できる。また、後部のHVを示す黄色いステッカーや右フロントフェンダー上部の充電口からテスト車両はプラグインHVモデルのようだ。
初の撮影に成功したインパネ回りでは、中央のインフォテイメントシステムに並ぶように配置されたデジタルインツルメントクラスターなど、新型「ゴルフVIII」のそれに似たレイアウトが確認できる。メーター部分のグラフィックがハッチバック車(つまりゴルフ?)であることから現状は開発途上のようだが、インフォテインメント系が最新モデルに相応しい内容となることは間違いない。
市販時のプラグインHVシステムは、新型「ゴルフGTE」用をベースとした1.4L直列4気筒ガソリンターボ+電気モーターとなる模様。そのほか、T7への搭載が予想されるパワーユニットはガソリン、ディーゼル、マイルドハイブリッドなど多彩なものとなるはずだ。気になる市販型のデビューは、2021年内という説が有力だという。
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