快適性と安全性を究めた最上の“S”
新型Sクラスの設計変更は、約6500点にも及んでいる。しかし見える部分の変更は少なく、視覚的には伝わりづらいが、内なる部分は磨き抜かれている。
今回のテストを通して感じた、なんとも言えないトロッとした乗り味は、ライバル車では味わえない高級感が演出されており、さすがは“S”と思わせてくれる部分であった。特に顕著に感じたのは、高速周回路での走行。150km/h程度ではSクラスの方がロールやピッチングが目立ち、サスペンションがよく動いているのがわかるほどだったが、不思議なことに不安感はまったくない。サスを硬めず、しなやかに動かしてドライバーに不安を与えない新型Sクラスのシャシー技術を、確かな進化として体感することができた。
プレミアムサルーンにとっていまや欠かせない、高度なドライバーアシストシステムについても例外ではない。メルセデスのディスタンス・パイロット・ディストロニックは、Eクラスのシステムを進化させて搭載。完全停止状態からの自動発進機構、歩行者を検知して飛び出し時などに反応するアクティブ・ブレーキ・アシストを装備するなど、自動化に関してはまだレベル2であるが、セーフティデバイスを充実させ、あくまでドライバーをサポートする位置付けとしている。
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