価格はセダンの265万320円から
ホンダは7月27日、新型「シビック」を9月29日に発売すると発表した。税込車両価格はセダンが265万320円、ハッチバックが280万440円、ハイパフォーマンスモデルのタイプRが450万360円である。
新型シビックは、欧州Cセグメントでトップクラスの「操る喜び」の提供を目指し、サーキットを含むさまざまな走行シーンでの運動性能を高次元で達成する新開発プラットフォーム(ホイールベースは2700mm)が採用されたホンダの意欲作だ。この新プラットフォームは、究極の運動性能を実現するために仕立てられた高性能版のタイプRにも対応するものだ。
セダンのボディサイズは全長4650×全幅1800×1415mm。一方ハッチバックは全長4520×全幅1800×全高1435mm。ロー&ワイドなプロポーションで、ルックスと走りがスポーティであることを感じさせる。両ボディには1.5リッター直列4気筒のVTECターボを搭載。セダンはCVTとの組み合わせで173ps/220Nmを発揮する。一方、CVTのほか車両価格の同じ6速MT仕様も用意するハッチバックは、それぞれ182ps/220Nm、182ps/240Nmを引き出す。
新世代モデルらしく燃費も高水準といえる。JC08モードでセダンが19.4km/L、ハッチバックはCVT車が18.0km/L、MT車が17.4km/Lと発表された。
車両価格は、国産ブランドとしては少し高めといえる。VWゴルフをはじめとする輸入車ライバルにも匹敵する価格設定となっているのには理由がある。セダンとハッチバックには、先進の安全運転支援システムである「ホンダセンシング」のほか、LEDライトや本革巻きステアリングホイール&シフトノブ、アルミ切削アルミホイール(セダンは16、ハッチバックは18インチが標準)など、グレードがシンプルゆえに、基本的に装備内容が統一されている一面があるからだといえる。
タイプRは、2015年秋に750台限定で発売された従来型から一転、カタログモデルとしてラインナップされた。2リッター直4のVTECターボエンジンのアウトプットは320ps/400Nmを発揮。従来型から10ps上乗せされた一方で、JC08モード燃費は0.2km/Lダウンとなる12.8km/Lとなった。内外装はタイプRらしさをそのままに、走りのパフォーマンスをさらに高めるエアロダイナミクスが追求。前後バンパーやリアウイングなど、ボディまわりのパーツが目新しい。
従来型で記録したドイツ・ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは、7分50秒63。従来型も登場時はFF市販車最速の称号を得ていたが、新型は2017年4月に7分43秒80を記録。新型でもその称号を手に入れている。
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