新品バッテリーは65万円から。リーズナブルなリサイクルバッテリーも提供
日産自動車がリーフ用のバッテリーリサイクル事業を立ち上げ、さらに交換用リサイクルバッテリーの提供を開始する。リサイクル事業は日産と住友商事の合弁会社であるフォーアールエナジー社が手がけ、専用の再生工場を福島県浪江町に建設。国内初の電気自動車(EV)用バッテリーの再利用・再製品化工場として、5月からリーフ用再生バッテリーの出荷を始める予定だ。
ここで再生されたリーフ用の24kWhのリチウムイオンバッテリーは、新たなバッテリー交換プログラムにより日産ディーラーで交換可能となり、価格は税別30万円プラス工賃4万円程度とのこと。再生品なので新品に比べると蓄電量は75%ほどだが、長く乗って蓄電量の落ちたバッテリーよりも航続距離は格段に伸びる。30万円+工賃というコストはやや微妙だが、今後リサイクル事業が軌道に乗ることでコストが圧縮され、さらに価格が下がる方向を期待したいところだ。
ちなみにこの交換プログラムでは新品バッテリーへの交換も可能で、新品だと24kWhが65万円、30kWhが80万円、40kWhが82万円(すべて税別)と結構お高くなる。新車時の航続距離を望むなら新品がいいが、どちらを選ぶかはオーナーの判断に委ねられる。ともあれ、リーフの乗り味や環境性能に共感して、長く乗り続けたいと考えているオーナーには何よりの朗報といってもいいだろう。
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