2月18日〜19日、パシフィコ横浜で開催された、日本最大のクラシックモーターショー「ノスタルジック2デイズ」。近年高騰している国産絶版旧車を取り扱うショップやパーツ屋さんが一堂に揃うため、毎年掘り出し物を見つけに行くことを楽しみにされている方も多いことだろう。
国産旧車の花形といえば、2000GTやハコスカ、ケンメリGT-R、S30フェアレディZ! と言えそうだが、そんな中で注目を集めていた絶版車が昭和60年式(1985年)のホンダ・シティカブリオレであった。
静岡県浜松市の旧車専門店、オートショップ「タキーズ」が出品したこちらの個体、プライスタグは390万円が掲げられている。シティにしては高いかも? と思った方もいらっしゃると思うが、驚くべきはその保存状態!幌も耐色がなく、シートも新車のよう! ワンオーナー車で走行距離は2675kmときたら、この価格も納得ではないだろうか。しかも当時貼られた、ウイリアムズホンダのF1ステッカーは涙もので、とにかく38年前のクルマとは思えない保存状態なのだ。
泣く子もダマるピニンファリーナデザイン!
1984年に登場したシティカブリオレといえば、ボディの基本構造と、ソフトトップのスタイリングをピニンファリーナが担当したことでも知られているが、そのスタイルは今見ても新鮮! 当時は専用色を含めて12種類ものボディカラーが設定されたが、中でもホワイトはさりげなく乗れそうだ。しかもホイールは専用オプションのカンパニョーロ。エンジンは1.2リッター直4で最高出力は67馬力とそれほどパワーはないが、オープントップで走った時の開放感は今のクルマでは味わえない乗り物感があるのだ。
この車の前には、110万円という衝撃のプライスタグが付けられたモトコンポも鎮座しているが、なんとこれは新車なのだとか! 同色のシティカブリオレとセットで500万円ポッキリ! 極上車、未使用車は縁とタイミング! 探していた方は是非問い合わせてみては!?
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