白に白! ラリーモードで雪上を走る「ウラカン ステラート」は改良されたLDVIシステムの頼もしさを証明。
ランボルギーニ「ウラカン ステラート (Huracán Sterrato)」 *1がイタリア・アルプスの高級スキーリゾートに到着し、雪上と氷上での腕前を証明した。一般道での走行モードから特別な「ラリー (RALLY)」オプションに切り替え、永久4輪駆動のウラカン ステラートのセットアップは、冬の目的地の低グリップ路面をダイナミックに征服していった。
改良されたLDVIシステム(ランボルギーニ・インテグレーテッド・ビークル・ダイナミクス)は、道路用に特別に調整された「ストラーダ (STRADA。公道)」と「スポルト (SPORT。スポーツ)」の駆動設定を提供し、新しいラリーモードはダートや雪などのゆるい路面用に最適化されており、このスーパースポーツカーのファン トゥ ドライブの性格をあらわす一面となっている。
さらに、オールテレイン仕様のウラカン専用に開発されたブリヂストンのランフラットタイヤ「Dueler AT002」は、最高速度260km/hに対応し、冬のコンディションで最高のパフォーマンスを発揮。アルミニウム製のフロントアンダーボディ、強化されたシル、リアディフューザー、強化されたホイールアーチは、氷の障害物からステラートを保護し、ウィンタースポーツの厳しい環境下でその力強い筋肉質を際立たせている。
【写真17枚】最高出力610CV、最大トルク560Nm/6,500rpmを発揮する
このクルマは、氷のように冷たいビアンコ・ファネスのウィンターホワイトに、グリジオ・テレストと強化ホイールアーチを含むブラック・カーボンファイバーのディテールで、スキーヤーやバカンス客の目を引き付けた。ウラカン ステラートの未来のオーナーは、ランボルギーニ・パーソナライゼーション・プログラム「アドペルソナム (Ad Personam)」を通じて、350色の外装色と60以上の内装レザーとアルカンタラのオプションから、自分だけのスポーティなスタイルを作ることもできる。
ウラカン ステラートの5.2リッターV10エンジンは、最高出力610CV、最大トルク560Nm/6,500rpmを発揮し、7速デュアルクラッチトランスミッションとリアの機械式セルフロッキングディフェンスを備えた電子制御全輪駆動と組み合わされる。ゆるやかな路面で最適なパフォーマンスを発揮するように設計され、0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は260km/hに達する。1,499台のスーパースポーツカー「ウラカン ステラート」の生産は今月から始まり、初夏には納車が開始される予定。
*1 この車両はまだ販売に供されていないため、「Directive 1999/94/EC」の対象ではなく、燃費と排出ガスのデータは型式承認の段階。