JSPCに特化、3連勝を飾ったマシーン
近年、精力的に新製品をリリースし、今やカーモデル業界を牽引している感もあるハセガワ。そんなハセガワから、年内発売となる新製品プラモデルの情報が流れてきたので、最も気になる製品をひとつご紹介しておこう。
【画像13枚】気になるハセガワ製トヨタ91C-Vの3D CADを見る!
ここでお見せしているのがそれ、今年12月中旬発売予定の「ミノルタ トヨタ 91C-V」である。1991年シーズン用に開発されたグループCカーである91C-Vは、スポーツカー世界選手権(SWC)への参加を見送り、全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権(JSPC)に特化したマシーンだ。前年の90C-Vの進化版であり(ということは元を辿ると88C-Vからの発展形)、90C-V同様に3.6L V8ツインターボを搭載。JSPCには第2戦の富士1000kmから参戦、第3戦の全日本富士500マイルで初優勝し、第5戦まで3連勝を果たしている。
ハセガワではこの91C-Vを1/24スケールの完全新金型で精密再現。現在はまだ3D CADのみが公開された段階だが、徹底した実車取材を元に設計されているとのことで、今から期待を抑えきれない方も少なくないだろう。エンジン再現こそないものの、ミッション/デフや冷却関係など、外側から見える箇所はしっかりとパーツ化されるようだ。むろん、コクピットも抜かりはない。
製品にはアンテナ用のステンレス棒1本と窓の塗り分け用シールが付属。ボディパーツカラーはホワイト、ミラーやヘッドライトの鏡面およびホイールリムはメッキパーツとなるという。デカールは第3戦優勝車(No.36)のものがセットされ、価格は3,400円(+税)。ハセガワからはライバルの日産R91CPもキット化されているので、併せて楽しむのもよいだろう。
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