フィギュアや看板も付属して情景演出が可能!
ミニカーの楽しさは、やはりその小ささに真髄があるだろう。モチーフとなるクルマが小さければ、その楽しみもまたひとしおだ。スケールを超えた仕上がりとトミカならではの楽しさを併せ持つ、トミーテックのトミカリミテッド ヴィンテージ/トミカリミテッド ヴィンテージNEOにおいても、その持ち味は、軽自動車など小さなクルマにおいて、さらに輝く感がある。ここでご紹介するスバル・サンバー(初代)など、その代表的存在と言えるのではないだろうか。
トミカリミテッド ヴィンテージでは今から16年前の2006年に初代サンバーをリリースしているが、ここに来て久しぶりのバリエーションモデル追加となった。それがこの「スバル サンバー ライトバン ホットドッグ屋」である。初代サンバーは1961年に登場、スバル360のコンポーネンツを利用したリアエンジンのトラック/ワンボックスバンであるが、RRならではの登坂力の高さなどもあり好評を得た。
当時はまだ珍しかったキャブオーバー・スタイルによる広い荷台/荷室もセールスポイントであったが、下あごを突き出したような独特なスタイルは”くちびるサンバー”という通称でも親しまれている。それはさておき、すでに述べたような特徴から移動販売車としても利用されるケースが多く、このようなホットドッグ屋さんに使用されている車両も、往時を知る人なら思い出深いことであろう。
さて肝心のトミカリミテッド ヴィンテージであるが、今回のホットドッグ屋さんは新規パーツでルーフ上の看板を追加。実物では、これはただのサインではなく、商売に使用する道具類の収納ケースも兼ねていたようである。車体はホットドッグのマスタードを思わせるイエローで、下半分をブラックに塗り分けたツートン。「\50」という値段はおおよそ昭和40年代前半を想定したものだという。車内にも、商品ケース(クリアーパーツ)や収納ボックスを追加。
さらに車両本体だけでなく、フィギュアなども付属。店主と思しき男性一体のほか、飲料の瓶ケース(2個)や看板がセットとなっており、写真のように様々なシチュエーションを楽しむことができる。同社の「ジオコレ64」シリーズと組み合わせれば、さらに賑やかな情景を演出することも可能であろう。12月発売予定、価格は4,950円(税込)だ。
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