2022年3つめのオークション、収益金は米教育慈善団体ドナーズチューズに寄付という太っ腹さ!
シボレーは、初のミッドシップエンジンレイアウトの「コルベットZ06」で、Web3に初参入することを発表した。Web3とは、ブロックチェーン技術を活用した次世代の分散型インターネット。ユーザーが自らデータを共有・管理しながら運用する、「新しいインターネットの形」といわれる。
「Own the Color」オークションにおいて、アーティスト「xsullo」が、2023年型「コルベットZ06」にインスパイアされて制作した1点物のNFTアート作品と、同一カラーにカスタムペイントされた2023年型「コルベットZ06」の実車が出品される。NFTアートとは、「非代替性トークン (NFT。それぞれが固有のものである特殊なトークン)」と紐づけられたデジタルアートのことだ。コピーがきくインターネット上の画像と違い、唯一無二な資産的価値を付与されることで、価値が保証されるものだ。
このオークションは、NFTアート作品収集のためのマーケットプレイスのパイオニアである「SuperRare」の主催で行われ、終了後に落札者はNFTの発行(minting)にちなんだ特別なカラー「Minted Green」を「Own the Color」と宣言することができるようになるという。オークションは、2022年6月20日(月)から24日(木)まで世界中の入札者に公開され、暗号資産のイーサリアムでのみ入札を受け付ける。
オークションの収益金は、すべて米国の教育慈善団体「ドナーズチューズ (DonorsChoose)」に寄付される。この非営利団体は、誰もが困っている教師に簡単に手を差し伸べられるように、またこの国のすべてのコミュニティの生徒が優れた教育に必要な道具と経験を持てるようになることを使命としている。オークションの制限、参加資格、落札方法など、すべての条件はChevrolet.com/CorvetteZ06NFTtermsで確認できる。
2022年、「コルベットZ06」はすでに2つオークションに出品されており、ほかの非営利団体に460万ドルの慈善寄付金が集まっている。
「Own the Color」 とは、シボレーが今後生産する2023年型「コルベットZ06」にMinted Greenカラーを使用しないことを意味する。このアート作品の所有権と信頼性を示すデジタル証明書に加えて、「コルベットZ06」の実車には、Z07パフォーマンスパッケージとカーボンファイバーホイール、記念のバッジ(プラーク)が装着され、オプションコード「RFN」が付く予定で、このオークションの車両が永久にほかにはない唯一無二の1台であることを証明している。なお、車両認識番号はコンピュータの言語である2進法のバイナリーコードをモチーフにしており、この車両とWeb3をさらに結びつけるものとなっている。
xsulloが描く鮮やかなこの作品は、「Own the Color」オークションが近づくにつれクリプトアートとNFTコミュニティで波紋を広げ続け、xsulloの多数の作品がSuperRareで販売されているという。
デジタルの世界をリアルに表現する方法として、「Own the Color」のアート作品は、NFTの年間最大イベントであるNFT NYCの期間中、The Crypt Galleryで鑑賞することができる。ホスピタリティ業界初のNFTギャラリーであるThe Crypt Galleryは、ニューヨークのDream Hotel Downtownに2店舗目を開設している。
また、シボレーとSuperRareは、6月20日にTwitter Spacesを共同で開催し、The Crypt Galleryやxsulloなどがこのユニークな提案について意見を交わすことになっている。
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