新型「ヴェゼル」は実用性だけでなくプラスアルファの体験価値を提供して日々の生活の楽しさを増幅=アンプアップさせるようなモデルを目指して開発
2月18日、ホンダは4月に発表・発売予定の新型「ヴェゼル」を初公開するとともに、新型の概要を公表した。
フルモデルチェンジを受けて2代目に生まれ変わった新型ヴェゼルは、「AMP UP YOUR LIFE(アンプ アップ ユア ライフ)」をコンセプトに日常生活の質の向上を重視。アクティブで新しいものにオープンな、今の時代を生きる人々に向け実用性だけでなくプラスアルファの体験価値を提供することで、日々の生活の楽しさを増幅=AMP UPさせるようなモデルを目指して開発された。
ホンダが目指したおもな提供価値は「信頼」、「美しさ」そして「気軽な愉しさ」。「信頼」は、誰もが自信と安心感を持って運転できること。「美しさ」は、デザインの美しさを追求するだけでなく、使う人の所作までも美しく見せること。そして「気軽な愉しさ」は、五感に訴えかける爽快な運転体験で、楽しく活力に満ちた毎日を送れること、と同社は定義づけている。
パケージングはホンダ独自のM・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム思想)に基づく「センタータンクレイアウト」を先代モデルから踏襲。取り回しやすいコンパクトなボディサイズや、多彩なシートアレンジはそのままに、より力強く美しいエクステリアのプロポーションへ進化させた。
気持ち良い抜け感のある爽快さと、日々の運転に自信を与える取り回しやすさの両立を実現した視界の提供に加えて、ドライバーだけでなく乗る人すべてが快適に移動できる、ゆとり空間を追求。コンパクトSUVのクラス平均を超える広さと居心地を生み出すパッケージを作り上げた。
エクステリアは新たな時代のヴェゼルをゼロから考え直し、SUVの力強さとクリーンさに、活力に満ちた印象を加えることで、気分を増幅=AMP UPさせるパートナーにふさわしいデザインを実現。全体では、クーペライクなプロポーションを際立たせながらも、全席で爽快な視界を提供するため「スリーク&ロングキャビン」を採用。前後に芯を一気通貫させた、水平基調のデザインとした。フロントでは、ボディとの一体感を高めた同色グリルを採用し、リヤでは使い勝手のよいゲート開口、ハンドルの位置を造形のなかに自然に組み込み、美しさと機能性の両立を図っている。
インテリアは、全体の印象として、しっかり芯の通った「かたまり感」のあるソリッドなフォルムを重視。SUVの力強さを表現した一方で、身体に触れるような近い部位には、柔らかな触感と形状のパッドをあしらうことで、強さと優しさを兼ね備えた空間をデザイン。HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の考え方に基づく視線移動の軽減や動線に沿った操作類の配置により、ドライバーや同乗の方の“美しい所作”につなげる骨格をつくりあげた。
さらに、五感に訴える愉しさとして、心地よい光を室内に取り入れるパノラマルーフや、心地よい風を提供するエアコン吹き出し口も、新型ヴェゼルの新たな価値として加えられた。
パワートレインは、1.5Lガソリン車のほか、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載したハイブリッド車を設定。e:HEVでは、リニアで心地よい加速感が味わえるほか、NORMAL、SPORT、ECONと3つの異なる走行モードを選択可能。また、Dレンジ、Bレンジ、減速セレクターにて、アクセルオフ時の異なる減速度合いを選択することが可能だ。
4WDモデルでは、悪天候や雪上走行においても安定したドライビングを可能にする「リアルタイムAWD」を搭載。とくにe:HEVとの組み合わせでは、モータードライブの特徴である素早くリニアなトルク発生と、4輪に常時最適な駆動力配分を行うリアルタイムAWDの働きにより、さまざまな道路環境で安定感のある愉しい走りを提供する。
新世代コネクテッド技術を用いた車載通信モジュール「ホンダコネクト」によるコネクテッドサービス「ホンダ トータルケア プレミアム」や、最新の安全運転支援システム「ホンダ センシング」といった先進技術を積極的に導入。安全運転支援装備では、マルチビューカメラシステムやブラインドスポットインフォメーションを新たに採用している。
このほか、新たに搭載する主な装備は以下のとおり。
・ハンズフリーアクセスパワーテールゲート(予約クローズ機能付き)
・パノラマルーフ(Low-Eガラス採用)
・新設計のエアコン吹き出し口「そよ風アウトレット」
・ヒルディセントコントロール
・静電タッチ式LEDルームランプ
・独自開発のプレミアムオーディオ(タイプ別メーカーオプション)
なお、ホンダのYouTube公式チャンネルでは、新型ヴェゼルのワールドプレミアの模様を公開している。
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