ワゴン系の「シューティングブレーク」やハイブリッドも! 「フォルクスワーゲン・アルテオン」が大幅進化

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新設定の最上位モデル「アルテオンR」にはトルクベクタリング機構を搭載

6月24日、フォルクスワーゲンは改良を受けた新型「アルテオン」を発表した。新型では、新しいボディバリエーションとして5ドアワゴンタイプの「アルテオン・シューティングブレーク」を設定したほか、プラグインハイブリッドパワートレイン「eHybrid」の新採用、そしてシリーズの最上位に位置付けられる「アルテオンR」をラインアップするなど、多様なニーズに応えられる布陣で登場した。

新型ではボディ前後のデザインを一新。フロントマスクではボディ全幅に延びたLEDデイタイムライトが、リヤではユニークなデザインのLEDリヤコンビネーションランプが新型を特徴づけている。

インテリアではセンターパネルのエアコン調整がタッチスライダー式になったほか、タッチコントロール付きの新しいステアリングホイールを採用。夜間時にキャビンをほのかに照らすアンビエントライトが、オプションながら最大で30色から選べるようになった点も新しい。

ファストバックに続くふたつ目のボディとして誕生したシューティングブレークは、Bピラー以降のボディが専用開発され、独特のスポーティなフォルムを描いているのが特徴だ。荷室容量は通常時で565L確保され、後席の分割可倒式シートバックのアレンジにより、容量は最大で1632Lに広げられる。ちなみにファストバックボディの荷室容量は563〜1557L。

パワートレインではプラグインハイブリッドをアルテオンとして初めて採用。ファストバックとシューティンブレークの両ボディに設定される「eHybrid」は、EVモードでの走行距離が長く、ゼロエミッションで走行できる範囲が拡げられているという。

最上位グレードとして新設定された「アルテオンR/アルテオン シューティングブレークR」には、「Rパフォーマンス・トルク・ベクタリング」が搭載。走行状況に応じて前後アクスル間、左右輪間の駆動力を最適に配分し、高水準のドライビングダイナミクスを実現する。

このほか、新型パサートなど一部車種で採用のはじまった「トラベルアシスト」も採用。トラベルアシストは、車速0〜210km/hまでの範囲で部分的に自動運転を可能にするアダプティブ・クルーズ・コントロールで、制限速度や曲がり角、ジャンクションなど、走行シーンに対応した速度に対応。この機能には、車線内の中央を維持するレーンキーピングアシストや、歩行者検知機能付きの緊急自動ブレーキといった機能との連携されている。

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