ノッチバッククーペスタイルへのデザイン的こだわりも
ビー・エム・ダブリューは、クーペ・モデルの最上級モデル「BMW 8シリーズ」に、より伸びやかなスタイリングと快適な室内空間を実現した4ドア・クーペボディの「新型BMW 8シリーズ グラン クーペ」を追加したことを発表した。価格はエントリーモデルの840iグランクーペが11,520,000円、最上級モデルのM850iグランクーペが17,150,000円(いずれも税込み)となっている。
東京・お台場の体験型ショールーム「BMW東京ベイ」にて行われた発表会では、8月より同社の新社長に就任したクリスチャン・ヴィードマン氏が登壇。今後日本市場において強いBMWとミニ、そしてモトラッド(2輪)を構築すべく全力で取り組んでいくという意気込みを語るとともに、今年導入したモデルをひと通り紹介した。
続いて登壇したBMWブランド・マネジメント・ディビジョン プロダクト・マーケティングマネージャーの御館康成氏は、新型8シリーズ グラン クーペのプレゼンテーションを行った。御館氏は、「今回の新型8シリーズ グラン クーペは、4ドアスタイルの利便性を持ちつつも、クーペと比較して走行性能に関して一切妥協はしていません」とアピール。専用設計としたリアサスペンションにより卓越したコーナリング性能を披露するほか、センタートンネルをカーボン製とすることで剛性アップが図られていることや、前後のアクティブスタビライザーにより、スポーツドライビングを堪能できる、と自信をのぞかせた。
また一方で、テールエンドへと流れるように落ち込むルーフラインを採用しながらも、ハッチバックでなく敢えてノッチバッククーペとしたこともこだわりとのことだ。
パワートレインは、8シリーズクーペ/カブリオレ同様に最高出力530ps(390kW)/5,500-6,000rpm、最大トルク750Nm/1,800-4,600rpmを発揮する4.4L V型8気筒ガソリン・エンジンを搭載した新型BMW M850i xDriveグラン クーペをトップグレードに、直列6気筒ディーゼルの840d xDriveグラン クーペ、BMW伝統の直列6気筒ガソリンエンジンも用意。
高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減する「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」や、AI技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となる「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」等、最新の機能も搭載されている。
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