【BBS RI-D × メルセデスAMG GT R】究極的性能のさらにその先を目指すフラッグシップホイール『RI-D』

全ての画像を見る

メルセデスAMGの最高峰モデルに位置するAMG GT Rをさらに鍛え上げていく過程で欠かせないキーデバイス。それがBBSジャパンのフラッグシップにあるRI-Dだった。メルセデスチューナーであるファーストのノウハウで設定されたこの足まわりには、問答無用の性能が宿る。

【写真9枚】強くしなやかな足まわりを持って究極的性能のさらにその先を目指す、BBS RI-D × メルセデスAMG GT Rの詳細を写真で見る

煮詰めた足まわりでGT Rの性能を引き出す

このAMG GT Rのオーナーは、日頃から積極的に富士スピードウェイに繰り出して持ち前の潜在能力を解放している。かつてはGT Sに乗っていたものの、さらなるタイムアップを追い求めてGT Rに乗り換えたというツワモノだ。しかもツルシの状態では飽きたらない。GTウイングを筆頭とするエアロパーツに始まり、アクラポヴィッチのエキゾーストシステムなどの吸排気、ECUチューニング、そしてKW V4を使ったサスペンションセッティングと、全方位的に鍛え上げられている。プロデュースしたのはメルセデスチューナーの大御所にして、サーキットからゼロヨンまで網羅するメルセデス・チューニングを得意とするファーストである。

AMG GTおよびGT Sよりもワイドボディを持つGT Rに対してRI-Dを持ち込むためには、老舗メルセデスチューナーであるファースト独特のノウハウが必要となった。

そうした中で、オーナーが全幅の信頼を置いてきたのがBBSジャパン製ホイールだった。装着されるのはフラッグシップにあるRI-Dだ。超超ジュラルミン鍛造製法を実用化して早10年あまり。クロススポークを極限まで研ぎ澄ましたかのような造形美が、今もなお最前線に居続ける。彼は過去のGT S時代からずっとRI-Dを取り入れてきた。

しかし、GT Rに対してはひと工夫が必要だった。GTおよびGT Sには、フロント9.0J×19インチ、リア11.0J×20インチのRI-Dが用意される。しかしGT Rとなると65mmも全幅が拡大した2005mmのワイドボディとなり、当然ながらホイールもそれに合わせる必要があった。そこでファーストは他車用に設定されるフロント10.0J×19インチ、リア11.0J×20インチを持ち込んだ。KW V4のセッティング変更、TIKTによるフルピロ化などを含めて、この辺りは速いメルセデスをつくることに長けたファーストのノウハウだ。結果として純正設定よりも太いフロント285/35ZR19、リア335/30ZR20のミシュラン・パイロットスポーツカップ2Rを履くことができた。

超超ジュラルミン鍛造製法を採用したことで、極限まで研ぎ澄ましたかのような5つのクロススポークで構成される。スポーク天面はシャープな造形だが、側面は相応に厚みが取られ、そこに駄肉処理が施されている。

このGT Rは、軽量化の類には手をつけていない。つまりホイールにとってみたら、1.7トンに迫る重量級ボディを支えながら、パイロットスポーツカップ2Rがもたらす強烈なグリップ力と、最高出力585ps以上を発揮する強大な出力性能を受け止めなければならない。だからこそRI-Dはその真価を発揮する。充分な強度はもちろん、ドライバーに一切の不安を抱かせない剛性感、そして足もとに何も重量物がないような軽量性能を享受できる。長期的な信頼耐久性も抜群だ。これらはGT S時代からさんざんサーキットを走ってきたオーナーが身を持って体感してきたことである。

単なるドレスアップではなく、性能向上を目的としてRI-Dが投入されたにも関わらず、GTRにのみ設定されるAMGグリーンヘルマグノとイエローキャリパーとの間で、硬派なマットブラックが独特の色気を放つのもいい。抑揚のある5本のツインスポークは、見る角度や光の当たり具合でさまざまな表情を訴えかける。性能、ヴィジュアルともにサーキットマシンに似合うスポーツホイールでありながら、ストリートでも美しく着こなせる足もとだと思う。そうした意味でこのAMG GTRとBBS RI-Dは「速き者は美しい」を体現するコラボにして、街ゆく誰もを振り向かせるような強烈な存在である。

◎サイズ/価格
19inch×8.0~12.0J/255,200~287,100円(税込)
20inch×8.5~11.5J/293,700~319,000円(税込)
21inch×9.0~10.5J/331,100~341,000円(税込)

◎カラー
ダイヤモンドシルバー(DS)/ダイヤモンドブラック(DB)/マットブラック(MB)/ダイヤモンドゴールド(DG)

◎対応車種
メルセデス・ベンツ/BMW/アウディ/ポルシェ/フェラーリ/その他国産車等

フォト=宮越孝政 ルボラン2023年3月号より転載

■関連記事

2023/03/22 12:00

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!