ドライバーが車に近づいたとき、歓迎の挨拶として点灯も
先日アウディの高性能ハッチバック、「S3」改良新型プロトタイプを捉えたが、ベースモデルである「A3スポーツバック」も順調に開発が進んでいるようだ。
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第4世代となる現行型A3は、2020年に発売されたばかりだが、早くも大幅改良に着手している。豪雪のフィンランド北部で捉えたプロトタイプは、ボディ前後と側面の下部をカモフラージュしているが、フロントエンドのスタイリング変更は、同じく開発途中のセダンと共有されるだろう。
最大の注目はデジタルルックのLEDデイタイムランニングライトを装備する新ヘッドライトだ。よく見ると、現行型のDRLのように単一のLEDストリップで構成される代わりに、改良されたLEDは、個別に照明できる少なくとも24個の小さなLED正方形で構成されているようである。これは、方向指示器を表示するために単一のストリップとして点滅したり、ドライバーが車に近づいたとき、歓迎の挨拶として点灯するなど、さまざまなパターンを作成したりできると予想される。
そのほか、フロントエンドでは、メッシュパターンが変更され、太いシングルバーで上下を二分割する新グリルデザインも確認できるほか、エアインテークやバンパー形状も変更されている様子が伺える。
またこのプロトタイプは、従来のA3スポーツバックよりリフトアップされており、コンパクトクロスオーバー「A1オールストリート」に倣って「A3オールストリート」の可能性が高い。A3は1996年に登場して以来、「セダン」や高性能モデルの「S」や「RS」などラインアップを拡大してきましたが、クロスオーバーモデルは初となります。VWが開発したMQBプラットフォームを採用し、A3とコンパクトSUV『Q3』の間に位置するモデルとなりそうだ。
パワートレインは、1.5L直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドをはじめ、最高出力245psを発揮するPHEVなどがキャリーオーバーされる。
A3改良新型のワールドプレミアは、2023年内で、その後S3、RS3改良新型が導入されるが、最後に注目の話題を一つ。アウディはこの世代以降、A1を廃止する計画を既に立てており、いつの日かA3がエントリーモデルとして機能することになる可能性が高いという。
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