アウディe-tronシリーズの最新作「Q8 e-tron」が登場!! 2つのボディタイプに3つのドライブトレインを搭載するフラッグシップSUV

全ての画像を見る

ネーミングが示すとおり電動SUVのフラッグシップ!

いまから約4年前の2018年、BEVシリーズの第一弾としてe-tronを市場導入して以降、ラインナップを順次拡大。現在までに8つのモデルを擁し、全世界累計で約15万台を販売してきたアウディ。彼らが掲げる今後の電動化ロードマップによれば、この先2026年までにモデル数は20を超え、それ以降のニューモデルはすべてBEVになるとしている。そんな彼らが次に送り出すのが、実質的にはe-tronの後継モデルとなるQ8 e-tron。ネーミングが示すとおり、現時点で電動SUV/クロスオーバーの頂点に君臨するモデルといえる。

【写真7枚】e-tronシリーズに電動SUVのフラッグシップが登場! Q8 e-tronの詳細を写真で見る

ボディタイプは、引き続きスタンダードのSUVとクーペライクなスポーツバックの2種で、サイズや基本フォルムもほぼキープコンセプト。全長は4915mm、全幅は1937mm、全高は1633mm(スポーツバックは1619mm)で、ホイールベースは2928mmとなる。エクステリアはシングルフレームグリルやリアディフューザーなど主に車両前後のデザインを見直し、新たに2次元デザインとしたフォーリングスも真新しい。空力の改善もトピックで、主にアンダーフロアのスポイラーを見直すことで、Cd値は0.28から0.27(スポーツバックは0.26から0.24)に向上している。

ドライブトレインは3つを用意。50 e-tron/55 e-tronはともに前後に2基のモーターを搭載し、ブーストモードでの前者の最高出力は250kW、最大トルクは664Nm、後者は300kW、600Nm。トップモデルのSQ8 e-tronはフロントに1基、リアに2基の3モーターを搭載し、370kWと973Nmを発生させる。バッテリー容量は50 e-tronが95kWh(正味容量89kWh)で、WLTPモードでの最大航続距離は491km(スポーツバックは505km)。55 e-tronとSQ8は114kWh(106kWh)で、最大航続距離はそれぞれ582km(600km)、494km(513km)と発表される。

シャシー系は、全車にエアサスペンションが標準装備となるほか、ステアリングのギア比を変更してレスポンスを向上。SQ8は、リアアクスルに搭載する2基のモーターが左右輪へのトルクを個別に制御、いわゆる電動トルクベクタリングにより回頭性を高めている。

ドイツをはじめ欧州では2023年2月末から発売開始、日本導入に関しての詳細は現時点で未定だ。

アウディ公式サイト

ルボラン2023年1月号より転載

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!