緩やかで有意義なイタフラの時間
コロナ禍の影響で2019年を最後に開催を見合わせていたイタフラ車ファン待望のイベント「さいたまイタフラミーティング」が3年ぶりに復活。11月3日(木)文化の日、朝から快晴となった会場には新旧色とりどりの個性派イタフラ車が集まった。
埼玉在住のイタフラ車ファン有志が交流の場として立ち上げただけに、これまでにも上尾市の「さいたま水上公園(再整備計画のため閉鎖中)」やJリーグ浦和レッズのホーム「埼玉スタジアム2002」駐車場を会場としてきたが、今年は埼玉県の最大級河川である荒川や吉見百穴といった地元では有名な吉見市の吉見総合運動公園を会場に、事前チケット制の台数制限を設けたうえに体温計測と健康チェックシートを提出という徹底した感染拡大の対策を講じることで再開にこぎ着けたようだ。
制限アリとはいえ約500台のイタフラ車が集結した公園広場は圧巻。ボランティアスタッフによるスムーズな運営もあって会場はなごやかな雰囲気だし、クルマのナンバープレートをざっと見渡してみれば、埼玉を中心とした関東近県はもちろんのこと、かなり遠方からの来場者も多く見られた。しかも、派手なカスタムカーが並ぶようなイベントとは異なり、落ち着いた紳士・淑女やファミリー、ペット連れが多いのはイタフラ好きの特長かもしれない。
トークステージやアトラクションを控えめにした手作りな雰囲気の中、集まった参加者たちはそれぞれ車種ごとのオフミや久しぶりに再会した仲間とのクルマ談義を楽しんだり、レジャーシートやタープを広げてピクニック気分を味わったりと緩やかで有意義な時間を過ごしていたようだ。
埼玉県内のイタフラ系スペシャルショップを中心としたデモカー展示&パーツ即売やイタフラ車にゆかりある雑貨などのフリーマーケット、多種多彩なメニューを提供するキッチンカーが活気に溢れていたのも嬉しいトピックである。
さいたまイタフラミーティング公式ブログ https://carcle.jp/club/1111/
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