書斎からフェラーリとマセラティが見える、北の大地の豪華ガレージハウス。【ガレージライフ】

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アートさながらに書斎からスーパーカーを愛でる夢のガレージライフは、学生時代からの憧れの建築事務所に依頼

北海道にあるラグジュアリーなガレージハウス。電動シャッターを開けると「フェラーリV8トリブート」と「マセラティ グラントゥーリズモ」2ドアセダンが並ぶ。オーナー氏は、イタリア血統のスポーツカーが大好きなようだ。

2020年の12月に竣工したばかりという新築のガレージハウス。設計時にはこの2台がアートさながらに書斎から見える姿をイメージ。フェラーリとマセラティが似合うガレージをと、建築家と打ち合わせを繰り返し、ようやく完成したものだ。

設計を担当したのは、北海道の建築事務所「HOP (ハウジングオペレーションアーキテクツ株式会社)」。1974年に前身となる建築士事務所を創立してからというもの、国産材にこだわり多くの注文住宅を手掛け、クライアントの夢や希望を叶えてきた。

今回のガレージオーナー・Hさんも、学生時代から「将来はこの事務所に注文住宅を依頼したい」と願っていた1人だったそうだ。HOP社に理想の家の想いを伝え、土地探しから依頼して、敷地面積123坪の土地にガレージハウスを建てることになったという。

【写真12枚】フェラーリ、マセラティが書斎から見える! 

低い位置から眺めるため床を掘り下げる!
そのHさんの理想、強い要望とは「美しいデザインのイタリア車2台を、どんなガレージに格納すればさらに美しく見えるのか」。このHさんの想いは特に強く、「クルマは低い場所から眺めるのがいい」という一家言を持つに至ったという。

これに関してHOP社は「書斎の床を掘り下げて低く設計する」などのアイデアを提案。何度も図面をベースにしたCGを製作してもらっては打ち合わせを繰り返し、このクルマの見え方を追究していった。さらに、ガレージのライトはあえて天井に埋めてフラットに見せることも、Hさんは妥協せずに要望を通した。シャッターはオーバースライダーも検討したものの、レールが残ることでデザイン美に欠けてしまう。

そこで、天井がすっきりとする巻き上げ式のシャッター「静々動々」を採用した。床面にもこだわり、600角のタイルにするなど、すべてはHさんの理想を叶えたガレージとなった。また、室内についても、徹底的にこだわったという。HOP社の特徴でもある、湾曲させたラインを活かしたデザインの、曲線を多く取り入れてほしいというHさんのリクエストを反映した。天井や階段の曲線デザインが活きるよう、ホワイトの壁面と木目調フローリングを用いて、デザインを強調。

照明についても、間接照明を多く取り入れるなどの美を追い求めただけでなく、機能性についてもこだわりを実現したという。リビングとテラスを繋ぐことで、アウトドアリビングを設えたことだ。「休日にバーベキューをする機会が増えました」とHさん。3人の子どもたちも新居の完成を大いに喜んでいるという。

ライティングが愛車を演出!
Hさんのすべての希望を叶えてくれたHOP社。「さまざまな工法や技術面についても丁寧に説明していただいて、最後まで根気強くリクエストに応えていただいたので、イメージ通りの満足度の高いガレージハウスが完成しました。本当によかった」と語るHさん。

また、北海道の地はかなりの積雪もあるため、スポーツカーを楽しむ時間は限られているが、今年の夏はフェラーリにもマセラティにも、チャイルドシートを用意してドライブに行く休日を満喫する予定だという。

ガレージは、ライティングによりブラックの壁面にクルマが浮かび上がらせるなど、まるでディーラーのような設え。Hさんは、心の底からガレージのある生活を楽しんでいるという。これも愛するスポーツカーが2台、どうのようにすれば美しく見えるか、を妥協しないで追究した苦労の結果だろう。

◆PLANNING DATA
 施 主:Hさん
 竣 工:2020 年12月
 敷地面積/延床面積:405.9平米/457.8平米
 外装仕上げ/内装仕上げ:ジョリパット、磁器質タイル/クロス、一部タイル張り
 愛 車:2021年型フェラーリ・F8 トリブート、2010年型マセラティ・グランツーリズモ

◆OWNER’S CHECK
 ・一番気にいっているところは?
 ガレージに光沢のある床材を使用し、まるでフェラーリディーラーに展示してあるような雰囲気を出すことに成功したところです。書斎から、ガラス越しに2台を眺めながら仕事ができるのは、最高の幸せと感じています。
 ・ちょっと失敗したところは?
 エンジン始動時の音が予想外に大きく響くため、ガレージの防音処理をしてもよかったかもしれません。また、ガレージの両サイドに大きな鏡を入れて、書斎から車体横のシルエットを見られるようにしてもよかったかな、と思っています。
 ・次の夢はなんですか?
この2台の愛車を、少なくとも定年するまで大切にして維持したいですね。あとはフェラーリとマセラティの本社のある、イタリアのモデナに行くことも夢かな。
 ・読者へのアドバイスを!
ガレージを作る際、「どうすれば車が美しく見えるか」について、とことん考えて付き合ってくれる設計士さんを見つけることが大切だと思います。

◆COMMENT FROM A BUILDER:HOP札幌 渡邊正英さん
HOPの建物は、その家ごとのテーマに合わせ、細部に至るまでデザインを施しています。オーナーさまのイメージを踏まえて、デザインや素材、仕上げをご提案するようなお打ち合わせをさせていただいております。北海道のほか横浜、名古屋、大阪に事務所がございますので、ご要望をお知らせください。
 札幌市中央区北4条西21丁目2-1 HOP BLD  Phone/0120-55-2486  
 https://www.hophouse.co.jp 

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2022/08/10 17:00

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