あの伝説の高級スポーツセダンがミニカー化!「ランチア・テーマ8.32」がTLVNからリリース予定【モデルカーズ】

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大人しいセダンにV8ツインカム32バルブを搭載

トミーテックが手掛ける1/64スケール・ミニカー、トミカリミテッド ヴィンテージNEO。少々先の話であるが、同シリーズの12月発売新製品から、見逃せないものをご紹介したい。「ランチア・テーマ 8.32 フェーズⅡ」である。

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ランチア・テーマは1984年に登場した高級セダンで、控えめかつセンスの良い内外装に高い走行性能という、ランチアの伝統を体現したモデルとして人気を集めた。プレスドアを特徴とするボディをデザインしたのは、あのジョルジェット・ジウジアーロ。FFレイアウトの基本プラットフォームは、サーブやフィアット、アルファロメオとの共同開発によるものであった。

搭載エンジンは直列4気筒2Lおよびそのターボ仕様、V型6気筒2.8L、および直列4気筒2.5Lディーゼルなどがあったが、1986には、「8.32」と呼ばれる特別なモデルが加わった。この8.32が搭載しているのはV型8気筒DOHCの3.2Lエンジンで、スーパースポーツの血筋を引くと言ってよい、ハイパフォーマンスモデルである。フロントグリルは格子状のものが与えられ、可動式のリアスポイラーも備わっていた。

トミーテックがトミカリミテッド ヴィンテージNEOで製品化するのはこのテーマ8.32で、まずはフェーズⅡと呼ばれる1988年マイナーチェンジ以後のモデルを再現。ボクシーかつ柔らかなボディラインが巧みに捉えられているだけではなく、なんとボンネットが開閉可能、その中には特徴的なV8エンジンも収まっており、大きな見どころと言えるだろう。インテリアも、実車の上質な内装(本革や木目パネル)が見事に再現されている。

ボディカラーは紺とグレーMが用意され、各4,620円(税込み)で12月に発売の予定だ。また、続いて1月には、細部デザインの異なるフェーズⅠも発売される。こちらのボディカラーは赤と緑、価格は同じ。ランチア好き、イタリア車党、高級セダンファン、スポーツカーマニアなど、様々な層にとって見逃せないモデルだけに、確実な購入をお勧めしたい。

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