“世界の自動車の指標””最も選ばれているラグジュアリーセダン”の再定義モデル
メルセデス・ベンツ日本は、 プラグインハイブリッドモデル「S 580 4MATIC ロング」を発表する。尚、予約注文の受付はすでに全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて開始しており、顧客への納車は2022年7月を予定しているという。
メルセデス・ベンツSクラスは、いつの時代もその時点で持てるすべての技術を搭載し、世界の自動車の指標とされてきたメルセデスのフラッグシップモデル。先代は2013年に発表され、累計販売台数は世界で50万台を超え、”最も選ばれているラグジュアリーセダン”の一つとなっている。
2021年1月、8年ぶりのフルモデルチェンジをしたSクラスは「Sensualセンシュアル Purityピュリティ(官能的純粋)を追求したデザイン」「人間中心の最新技術」「安全性の更なる追求」など、 「現代に求められるラグジュアリー」を再定義し、その充実を図った意欲的なモデルだ。
◆パワートレイン
今回追加される「S 580 e 4MATICロング」は最高出力367PS(270kW)、最大トルク500 Nmを発生する3.0L直列6気筒エンジン「M256」に、150PS(110kW)、最大トルク440Nmを発生する永久磁石同期モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用し、28.6kWhのリチウムイオンバッテリーが搭載される。システム総合出力は510PS(375kW)、システムトルクは750Nm。
時速140km/hまではモーターのみでの走行が可能で、電気自動車のように使用することも可能だ。また、電気モーターのみでの走行可能な航続距離は約100kmとなる。
◆ドライブモード
電力消費率や航続距離は運転スタイルによって大きく変わる。S 580 e 4MATICロングは特性の異なるさまざまなドライブモードを備えることで、ドライバーをサポートする。搭載されているドライブモードは以下のとおり。
・H(ハイブリッド):デフォルト。走行状況、走行距離に応じて駆動方式が選択されるモード
・S(スポーツ):最高のレスポンスによりスポーティな走行性能を実現することを重視したドライブモード。
・I(インディビジュアル):走行特性、ステアリング特性を個別に設定できるカスタマイズ可能なドライブモード。
・EL(Electric):セーリングモードが作動し、140km/hまでの速度で電気モーター
のみでの走行が可能。
・B(Battery Hold):充電量を一定に保つため、ハイブリッドシステムによる駆動方式を選択。
ELモード走行時には、ステアリングホイール裏のパドルによりバッテリーへのエネルギー回収量を4段階で調整が可能。パドルは左側が回生レベルの上昇、右側が 低減のスイッチとなっており、以下の段階が設けられている。
・D+:コースティング
・D :軽度の回生ブレーキ
・D-:中程度の回生ブレーキ
・D Auto:前走車との車間距離、登坂・降坂などの道路状況などを加味し、最適な強度の回生ブレーキ
尚、完全に停車させるときは、回生ブレーキの設定に関係なく、これまでと同様のブレーキ操作を行う必要がある。
◆インテリジェントアクセルペダル
「インテリジェントアクセルペダル」は「プレッシャポイント機能」を備えている。 ELモードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせることにより、無駄なエネルギーの消費を抑えるドライビングを実現すr。
◆「S 580 e 4MATIC ロング」
・右ステアリング
・エンジン:3.0L、直6 直噴ターボ+プラグインハイブリッド
・メーカー希望小売価格:¥19,780,000 (税込)