【プロトタイプ試乗】50周年を迎えたシビックにいよいよ追加される「e:HEV」モデル! エンジン+モーターがもたらす快適な走りと環境性能をレポート

田畑修
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初代の誕生から50周年を迎えるホンダ・シビック。そんなシビックに間もなくハイブリッドモデルの「e:HEV」が追加される。今回は、プロトタイプを試乗したのでリポートしよう。

新ハイブリッドで走りと燃費性能を両立

ガソリン車との外観上の違いはブルーのHマークとe:HEVエンブレム、リアバンパーガーニッシュの形状のみ。

新型シビックにもe:HEV搭載車が加わった。エンジンは発電に専念し、駆動は電動モーターが担う「シリーズハイブリッド」を基本に、高速巡航時はクラッチを介してエンジンと駆動輪をつなぎ、電気的損失を抑えつつエンジン駆動を有効に使おうというシステムで、日産のe-POWERなどと比べてやや複雑な機構を持つ。

CVTと組み合わされるモーターは最高出力184ps、最大トルク315Nmとポテンシャルは十分。主に発電を担うエンジンはアコードと同じ4気筒2Lながら直噴化、高圧縮比化により燃焼効率を高め、燃費値はまだ未公表ながらアコード以上の低燃費も期待できる。なお今回はコーナーの連続するアップダウンのあるクローズドコースでの走行となったため、駆動はほぼ100%モーターが担う形となり、エンジンは給電のために常に回っていたが、高速巡航のようなシーンがなかったためエンジンが駆動に参加する状況は体験できなかった。

2L直噴4気筒エンジン(141ps/182Nm)とモーター(184ps/315Nm)を搭載。駆動用バッテリーを含むPCUはリアシート下に配置。

排気量拡大と電動システム搭載により、車重はガソリン車に比べて100kgほど重くなっているというが、登り勾配の連続コーナーもシビックe:HEVは軽々とクリアしていく。モーターの大トルクが重さを打ち消す一方で、全体の落ち着き感が増して走りの質感が高まっていることを実感できる。

タイヤサイズ(235/40ZR18)、ホイールデザインともにガソリン車と同じ。ミシュラン・パイロットスポーツ4が装着されていた。

ダンパーやスプリングの最適化、アンダーボディの剛性アップに加え、重心を10mm下げたことで、下りコーナーでの身のこなしもよく、操舵に忠実な走りを堪能できる。疑似エンジン音を車内に響かせるアクティブサウンドコントロールも緻密に仕上げられており、出来のいいエンジン車で駆け抜ける感覚を楽しめる。

MT派の選択肢は1.5Lターボのみだが、2ペダルのシビックが候補なら7月のe:HEV発売を待ってもいいかもしれない。

10.2インチの液晶メーターは右が速度計、左はパワーの度合いをタコメーター風に表示。インサイトなどと同じエレクトリックギアセレクターを採用。9インチのセンターディスプレイではエネルギーの流れも確認できる。

【Specification】ホンダ・シビックe:HEV
■全長×全幅×全高=4550×1800×1415mm
■ホイールベース=2735mm
■トレッド(F:R)=1535/1565mm
■最高出力=184ps(104kW)/6000rpm
■最大トルク=182Nm(18.6kg-m)/4500rpm
■モーター最高出力=184ps(135kW)/5000-6000rpm
■モーター最大トルク=315Nm(32.1kg-m)/0-2000rpm
■燃料タンク容量=27L(レギュラー)
■トランスミッション=CVT
■サスペンション(F:R)=ストラット:マルチリンク
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:ディスク
■タイヤサイズ(F&R)=235/40ZR20
■問い合わせ=本田技研工業 ☎0120-112-010

ホンダシビック公式サイト

フォト:本田技研工業 ルボラン2022年6月号より転載

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