世界最強の2L直4、AMGのM139を搭載！

ロータスは、待望のミッドシップ・スポーツカー、エミーラについて、ファーストエディションの価格および仕様の全容を公開した。

ロータスではすでに、オール電動SUVのタイプ132（コードネーム）のデビューを3月29日と公表しており、このエミーラが同社最後のガソリン車であるとして、1月にエミーラV6ファーストエディションが発表されている。これについては「予想をはるかに超える注文が殺到している」とのこと。このV6は3.5Lスーパーチャージャー（最高出力405ps）だが、エミーラには、直列4気筒2Lターボを搭載したバージョンも用意されている。このたび公開されたのは、後者のファーストエディションについての詳細である。

この4気筒エンジンはAMGの直列4気筒2L直噴ユニット、M139の特別バージョン。M139は最高出力がリッターあたり211psと、世界最強の2L直4として知られているが、エミーラ用は365psとなる模様だ。ローラーベアリングを採用したツインスクロールターボチャージャーは、高速スプールアップと最小のラグを実現するために最適化されており、また、エキゾーストシステムはロータスが設計したエミーラ専用のものとなる。変速機については、3.5L V6では6速MTあるいはATとなるのに対し、この2L直4にはロータス初のパドルシフト付き8速デュアルクラッチトランスミッション（DCT）が組み合わされる。これはロータスとAMGの共同開発によるものとのことだ。

4気筒モデルには専用のエンジンルームカバーとCピラーバッジが採用されており、また、高水準の標準装備に加えて、様々な素材と仕上げを「ノーコスト」でオプション設定しているという。エミーラ・ファーストエディションの価格は71,995ポンド、ドイツでは87,995ユーロ、アメリカでは85,900ドル。一方、通常の直4／V6モデルについては確定を待ちたい。英国での受注開始は4月8日とのこと。

なお、日本での価格やオーダー/デリバリー時期は未定だ。

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