【国内試乗】内外装をアップデートするとともに利便性を向上したことで一層魅力的なモデルに!「ジャガーIペイス」

相澤隆之
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2021/11/19 17:00

スタイル、使い勝手、走りの三拍子が揃ったマルチなEV

近年、国産&輸入車とも続々とピュアEVがリリースされているが、それらよりいち早く2018年にデビューし、昨今の電動化の先駆者ともいえるジャガーIペイスが2022年モデルへとアップデート。早速試乗する機会を得た。

ボディカラーは新色が追加された全12色展開に。フロントマスクはクロームティップドグリルピンが採用されたことで一層スポーティな雰囲気になった。

2022年モデルでは、世界初となるピュアEVベースのワンメイクレース・シリーズ「Jaguar I-PACE eTROPHY」で培った技術を市販車に反映。フロントとリアモーターのトルク配分を変更し、ECOモード時の効率を向上させているほか、アクティブベーンシステムを効果的に使用し温度管理を改善、パフォーマンスや耐久性に影響することなく、バッテリー残量がより少ない状況でも作動ができるように改善された。

Iペイスといえば独特なリアのデザインが特徴。なだらかなルーフラインからスパっと切り落としたような形状のリアエンドは、いつ見ても新鮮な印象だ。

エクステリアでは、フロントまわりにクロームティップドグリルピンを採用するなど、よりスポーティな装いに。また、新たに、グリルサラウンドや、ミラーキャップ、サイドウィンドウサラウンド、リアディフューザーにアクセントを施した「ブライトエクステリアパック」が追加された。カラーラインアップも、カルデラレッド、ポルトフィーノブルー、アイガーグレイ、アルバの新色を用意されたことで全12色展開となった。

他のモデルと共通の、シンプルでセンスの良いデザインのインテリア。今回のアップデートで、3Dサラウンドカメラ、ブラインドスポットアシスト、アダプティブクルーズコントロール、クリアイグジットモニター、リアコリジョンモニターなど多彩なドライバー支援システムなど、、最新インフォテインメント・システム「Pivi Pro」が標準装備された。

一方インテリアでは、グレインレザーの14ウェイ電動フロントパフォーマンスシートを採用したほか、ラゲッジスペースではリアシートを40:20:40分割可倒式とし、使い勝手を向上させているのも注目すべきところ。

また、3Dサラウンドカメラ、ブラインドスポットアシスト、アダプティブクルーズコントロール、クリアイグジットモニター、リアコリジョンモニターなど多彩なドライバー支援システムや、最新インフォテインメント・システム「Pivi Pro」を標準装備することで、安全性と利便性も向上。

シートには、グレインレザーの14ウェイ電動フロントパフォーマンスシートを導入したほか、40:20:40分割可倒式リアシートを標準装備。

オプションに関しても、ワイヤレス・デバイス・チャージング、ClearSightインテリア・リアビューミラー、アクティビティキー、パークアシスト、コンビニエンスパックなどを加え、より豊富な選択肢が用意された。ちなみに新グレードとして、「S」をベースにブラックエクステリアパックや20インチ”スタイル5068″5スポーク(グロスブラックフィニッシュ)、固定式パノラミックルーフなどを備えた「BLACK EDITION」を追加したことで、全4グレード展開となった。

ワイヤレス・デバイス・チャージングや、ClearSightインテリア・リアビューミラー、アクティビティキー、パークアシスト、コンビニエンスパックなどをオプションで用意する。

思い起こせば、ジャガーIペイスを初めて見たのは2018年のジュネーブ・モーターショーだった。当時はまだ今のようにショーでのEV展示は多くなかったが、そのひときわ目立つスタイリングはしかと記憶に残っている。なぜならその低くワイドなボディに、シャープなルーフライン。そして切り落としたようなリアエンドのデザインがあまりにも鮮烈だったから。それはいま改めて眺めてみても、素直にカッコイイと思った。

最高出力400ps、最大トルク696Nmを発生するモーターの動力性能は、強烈のひと言。充電は普通と急速に対応し、充電口が左右フロントフェンダーに備わる。1充電による航続距離はWLTCモードで438kmと、小旅行程度なら十分な距離を実現。ホイールはオプションの22インチが装着、組み合わされるタイヤはピレリPゼロだ。

そんなルックスを持つIペイスゆえ、いやがおうにも走りへの期待が高まる。まず走り始めて驚いたのは、意外なほどの乗り心地の良さだ。試乗車にはオプションとなる22インチ! の超大径タイヤを装着しているにも関わらず、一般道のちょっとしたギャップはもちろん、首都高速の段差にあるような突き上げられるような状況でも絶妙な足さばきを披露。これはオプションのエアサスペンションが装着されている効果もあると思うが、22インチタイヤを履いていると思えないくらい快適なのだ。

ドライブモードは滑りやすい路面向けの「AdSR」、モーターの出力を抑え航続距離を延ばす「ECO]、通常モードの「コンフォート」、そしてスポーティな走りが味わえる「ダイナミック」の4つが用意。切り替えはセンターコンソール上のスイッチで行う。

もちろん動力性能も申し分ない。最高出力400ps、最大トルク696Nmというスポーツカー級のスペックを持ち合わせるだけあって、デフォルトの走行モードととなる「コンフォート」モードでも加速は強烈。さらにスポーティな「ダイナミック」モードにすると、身体がシートに押し付けられるくらいの加速Gとともに、疑似的にエンジンサウンドを発する「アクティブサウンドデザイン」により心地よい咆哮も楽しめる。スペック上は0-100km/h加速4.8秒ということだが、体感的にはそれよりも速い感じだ。今回はモーターそのもののアップデートは特別アナウンスされていないが、以前よりもパワフルになったような気さえする。このモーターならではの加速感と独特なサウンドは、Iペイスの大きな魅力のひとつといえるだろう。

センターディスプレイにはバッテリーの充電状況のほか、航続可能距離や回生の強さなどを表紙することが可能となっている。

一方で1565mmという低い車高とワイドトレッドにより、コーナリングも得意中の得意。ステアリングを切った瞬間から素早くノーズが向きを変え、少ないロール量で軽快にコーナーを駆けぬけていく。しかもグリップ性能も高いから、コーナリングスピードもすこぶる高い。このハンドリング性能はまるでスポーツカーをドライブしているような感覚だ。

魅力的なスタイリングに、利便性が向上したインフォテイメントシステム、そして相変わらずの優れた走行性能を持ち合わせたIペイス。並みいるライバルから一歩抜きんでだ商品力を獲得したと言えるだろう。

【Specification】ジャガーIペイスHSE
■車両本体価格(税込)=12,210,000円
■全長×全幅×全高=4695 /1895 /1565mm
■ホイールベース=2990mm
■トレッド=(前)1640mm(後)1660mm
■車両重量=2230kg
■バッテリー種類=リチウムイオン
■バッテリー容量=93.4kWh
■バッテリー総電圧 =388.8V
■バッテリー総電力量 =90kWh
■モーター最高出力=400ps(294kW)4250-5000rom
■モーター最大トルク= 696Nm/1000-4000rom
■航続距離=438km(WLTCモード)
■サスペンション形式=(前)Wウイッシュボーン/エア、(後)インテグラルリンク/エア
■ブレーキ=(前後)V ディスク
■タイヤサイズ=(前)245 /50R20、(後)245 /50R20
公式ページ https://www.jaguar.co.jp/jaguar-range/i-pace/index.html

フォト=望月浩彦 H.Mochizuki

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