欧州向けは中国仕様とは異なり標準ホイールベースのボディに！

フォルクスワーゲンは現在、コンパクトSUVとして世界的な支持を集める「ティグアン」のアップデート版を開発中だが、そこに欧州市場向けのプラグインHVが設定されることが明らかになった。

すでに、フォルクスワーゲンは2015年9月のフランクフルト・ショーで「ティグアンGTEコンセプト」を発表。2019年には中国向けロングホイールベースモデルの「ティグアンL」に、プラグインHV版を投入している。今回捉えたプロトタイプは、標準ホイールベースのボディあることから欧州市場向けとみられる。

キャッチした開発車両は、ハーフカップ型LEDデイタイムランニングライトを備えた「ゴルフ8」スタイルのヘッドライトを装着。テールライトは現行型のように見えるが、ステッカーでカモフラージュされているようだ。また、リヤバンパーの意匠が変更されているほか、エキゾーストパイプが隠されていた。一方、左フロントフェンダーには充電ポートが設置。このことからも車両がプラグインHVであることは明らかだ。

パワートレインは、ゴルフ8から流用される1.4L直列4気筒ターボエンジン＋電気モーター。システム合計の最高出力は245psを発揮し、6速DSGギアボックスが組み合わされる。なお、新型ゴルフGTEのEV航続距離は37マイル（60km）だが、車重や空力面で不利なティグアンGTEでは35マイル（56km）程度となるだろう。また、新型コロナウィルスの影響でワールドプレミアは不明の状況だが2020年内にオンラインデビューする可能性が高い。

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