鹿児島で桜といえば桜島
目指すは宮崎での充電&海鮮丼

鹿児島の天気は曇り。桜を愛でながらというのも今回の旅の目的のひとつだが、最近の鹿児島は桜の開花が最近遅れているとのこと。かつて桜前線といえば、沖縄からだんだん北上していくものであったが、今は東京や福岡よりも遅い地域となっているとのことで、まだ桜は咲いていないらしい。ただ、鹿児島の桜といえば、桜島がある。桜島の雄大な景色をバックにI-PACEの写真を撮り、それを鹿児島の記念にしよう! と向かったものの。生憎の曇り空で桜島は見えず。ただ、ビューポイントの近所に異人館とも呼ばれている「旧鹿児島紡績所技師館」があったため立ち寄ってみることにした。ここは1867年に建築された日本で最も初期の洋風木造建築で、1962年には国の重要文化財に、2015年には世界文化遺産に登録されている。近くには「薩摩切子見学工場」や島津家と南九州の文化を紹介する「尚古集成館」などがあるが、近くのスターバックスにいたるまで、どの建物も洋館風となり異国情緒あふれるものとなっている。

じつはこの旅、企画段階ではすべての工程で高速道路を使わず、下道で行ったら面白いのでは? というアイデアもあったのだが、異人館を眺めているうちにすでに12時に。今から401kmの工程、計画では16時に延岡の「延岡市立図書館」19時に由布院市の「湯布院・玉の湯」という旅館に到着という予定である(すでにこの計画が狂っていることを後で知るのだが)。初日は半日のみということで、時間がない。とりあえず目指すは宮崎の「道の駅フェニックス」に向かうことにした。道の駅には急速充電器がありなんとそこでは地元の魚で作った海鮮丼が食べられるらしい。

「Apple CarPlay」に道案内はおまかせ
宮崎の道の駅で最初のハプニングが

I-PACEはアップルカープレイに対応しているので、スマホとアプリが連動可能。道案内は「Google-Map」に任せることにする。

グーグルマップが示した宮崎までの最速ルートは、九州自動車道で「霧島錦江湾国立公園」を迂回する175kmのルートと。それより8分遅いが、東九州自動車道を通る145kmのルート。バッテリーの残量を考え、多少遅いが30km短いルートを設定した、、、つもりであった。高速の乗り口は一緒、ただ賢いグーグル先生が速いルートを再設定してくれた? のか、知らないうちに175kmのルートを走っていたのである。ということで2時間10分ほど、九州自動車道を走り道の駅フェニックスについたのが14時30分であった(すでにこの時点で出発しないと16時に約束している延岡市立図書館にはたどりつかない。。)

のちのことを考え、道の駅フェニックスで中速充電をしながら名物の海鮮丼を、、、と取り急ぎ充電を試してみたが。なんといきなり充電エラーに。アラーム音とともに機械自体が使用不能になってしまった(すぐに警備会社の方が来て、充電器側のエラーらしいということ)。桜の代わりに南国宮崎とI-PACEの撮影を、、、とやっているうちに15時に。この時点で16時、延岡市立図書館到着は誠に残念ながら不可能となってしまった。仮に到着したとしても、市内の桜を探すうちにどんどん日が暮れていく。