新型ミニ・クーパー・クラブマンはサイズは手頃だし存在感は文句なし
今回試乗したクーパーのエンジンは直列3気筒1.5Lターボで、最高出力136ps、最大トルク220Nmを発生する。今回から、このクーパーを含むガソリン前輪駆動モデルすべてに新たに7速DCTが設定されている。また、ストップ&ゴー機能付きのアクティブ・クルーズ・コントロールや前者接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキが多くのモデルに標準装備となるなど、安全装備の充実ぶりも目をひくところである。
Dレンジでは通常、燃費を稼ぐべくミニ・クーパー・クラブマンは1500rpm辺りの回転域まで常用しようとするのだが、2000rpm以下ではさすがに若干の振動は免れられない。3気筒ユニットは思い切り回してやった方が格段にスムーズになる。
DCTの採用で、通常走行時も右足と駆動輪がダイレクトに繋がっているかのような歯切れ良いトラクション感が味わえるのも嬉しい。この変更、走りが好きで堪らない人にとっては間違いなくポジティブなポイントである。
フットワークはミニ特有のフロントが敏感過ぎる感じがよく丸められていて、操舵した通り正確に向きが変わる質高い特性に仕立てられている。ロードノイズが大きく、目地段差の通過時などの突き上げが鋭角なのがマイナスポイント。しかしながら適度なストローク感のあるサスペンションと相まって、全体にはフラットで穏やかな、ミニらしいかはさておき、まさに正調英国車と言いたくなる走りの味が実現されているのだ。
全幅1800mmというサイズや、ゴーカートフィーリングとは違った走りの感覚、はたまたオプション満載の試乗車で500万円を優に超えた価格等々、これでもミニかと思案してしまう部分は相変わらずある。しかし、それをひとまず脇に置いておくなら、新型ミニ・クーパー・クラブマンがサイズは手頃だし存在感は文句なし。しかもファッション性に秀でた、非常に良くできたブリティッシュテイストコンパクトカーの1台であることは間違いない。
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