新型ポルシェ911のテクノロジーを詳細解説!「NEW 911 TECHNOLOGY ILLUSTRATED」

TIRE&BRAKE タイヤ&ブレーキ:直径と幅が異なる前後のタイヤ、ブレーキローターのサイズ拡大
フロントに20インチ、リアに21インチの前後異径のタイヤを装着したことで、シャシーのセッティングも刷新。ウェットグリップ性能や転がり抵抗も低減している。リアのホイールを大径化したことでそれにあわせてリアブレーキディスクの直径を330mmから350mmへと拡大。さらに、ブレーキペダル比が短くなっている。ペダルはスチール、炭素繊維および合成樹脂から合成されたオルガノシートを素材としており、従来のスチール製のものよりもおよそ300g軽くなった。またブレーキのブースターは空気式から電動式に変更されており、より精緻なブレーキフィールを味わうことができる。

WET MODE ウェットモード:世界初の路面感知システム、ウェットモードを標準装備
ウェットモードは、滑りやすい路面を走行する際のリスクを軽減する世界初の革新的なシステム。フロントホイールハウジング内に音響センサーが仕込まれており、路面の濡れや舞い上がる水しぶきを感知すると、PSM(ポルシェスタビリティマネジメント)およびPTM(ポルシェトラクションマネジメント)システムが路面の状態に合わせて予め調整される。そして、システムがドライバーに手動でウェットモードに切り換えるように通知。作動させると、PSM、PTM、エアロダイナミクスなどが協調制御、ドライブトレインのレスポンスを抑制し、走行安定性を確保する。

SAFETY 安全運転支援システム:新たなオプションを備えたアシスタンスシステム
必要に応じてフルブレーキングまでを行う自動緊急ブレーキをはじめ、オプションでストップアンドゴー機能を備えたアダプティブクルーズコントロール(ACC)を設定。可能な限りコースティング機能を使用し燃費を低減する。また車線逸脱時にステアリングをサポートするLDWや緊急停止状況ではサイドウインドーおよびサンルーフが自動で閉まり、ドライバーと同乗者のシートベルトテンショナーが作動する機能も備えた。新機能としては赤外線カメラを用いたナイトアシストをオプションで設定。赤外線カメラが300m以内の範囲で、暗闇の中にいる人や動物を認識してドライバーに通知する。

INTERIOR インテリア:アナログとデジタルを融合した完全新開発のコクピット
996以降、縦基調でデザインされてきたインテリアが、初代911をモチーフに横基調のものへと刷新された。911の伝統である5連丸型メーターの中央にはアナログレブカウンターが備わり、その周囲はさまざま表示が切りかえ可能な液晶式だ。ダッシュボード中央には10.9インチのPCMタッチスクリーンが配置され、その下に5つのクラシックな形のトグルスイッチがある。ハザードやオプションの車高を40mm高めるリフトシステムのスイッチなどが集約される。新デザインのステアリングは直径360mm。またシートも新設計されたもので、約3kgの軽量化を実現している。

ル・ボラン2019年10月号より転載
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2019/09/18 12:00

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