開発中の直列6気筒スカイアクティブXという可能性も?
「マツダRX-8」をベースとした謎の開発車両がニュルブルクリンクで目撃された。今回は2台の開発車両が確認されており、1台はフロントマスクにカモフラージュが施されたプロトタイプで、もう1台はラジエターグリルとエアインテークが拡大されたプロトタイプだったという。あいにく写真は今回の目撃以前の2017年に撮影されたものだが、どうやらこれと同じ車両が高速テストを再開したようなのだ。
つまり、これは2年の沈黙を破り再び「何か」の開発がスタートしていることを意味する。まず、今年に入りマツダはロータリーエンジンの新たな特許を出願しており、その路上テストを行っている可能性がある。噂が絶えない新型ロータリースポーツは、レンジエクステンダーを組み合わせたツイン・ロータリーエンジンを搭載するハイブリッドと予想されている。
一方、マツダは現在スカイアクティブXやFR駆動の直列6気筒モデルの開発を中心としているだけに、今回目撃されたのはそのテスト車両という可能性も否定できない。とりあえず、現在の状況から見てマツダがロータリースポーツの市販化へ向けて一気に開発を進めている様子はない。実際、2年以上経過して中身が同じプロトタイプということは通常ありえないだけに、目撃されたプロトタイプはロードスター以来となるFRシステムや新しい直6エンジンの開発車両と考えるのが妥当だろう。
とはいえ、ロータリーエンジンを搭載したスポーツモデルに関しては開発が進行しているという情報もあるだけに予断を許さない状況でもある。2020年に創設100周年を迎えるマツダだけに、その動向は今後も要チェックといえるだろう。
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