残り1時間で7号車を襲ったトラブルによる大逆転という劇的な結末を迎えた今年のル・マン24時間レース。その主役として最後までトップ争いを演じ、2年連続で1-2フィニッシュという栄冠に輝いたトヨタ ガズーレーシングのスポーツプロトタイプカーTS050 HYBRIDを1/24スケールで再現した組み立て式プラスチックモデルが、星のマークでおなじみの模型メーカー・株式会社タミヤ(以下タミヤ)から発売された。
現代のプロトタイプカーならではボディフォルムを忠実にモデル化。各所に配置されたエアロデバイスなど見どころが盛りだくさん。
モデル化されたのは、2018年のル・マン24時間レースを含む、2018-2019年シーズンのWEC=FIA 世界耐久選手権、LMP1クラスで圧倒的強さを見せ、ドライバー&マニュファクチャラーズの両タイトルを獲得した昨年仕様のマシン。
複数のLEDを内蔵した特徴的なヘッドライトは金属製インレットマークとデカール、透明パーツを組み合わせて構成。
コクピットルーフはつやのあるシルバーメッキパーツを採用。インダクションポッド後部のアンテナ類など、細かなところまで再現されている。
フロントカウルは特徴的なエアロトンネルを表現するため、実車とほぼ同様のパーツ分割を採用。一方センターカウルは塗装のしやすさを考慮してホワイトとブラックの色分け部分で分割し、一部をリヤカウルと一体化。レッドの部分はデカールが用意されているので塗装の必要がなく、フロントカウルやリヤウイング用のカーボンデカールもセットされている。
サイドポンツーン前部にエアトンネルを形成するフロントフェンダー周辺にも注目。
リヤカウルからのぞく上方排気のエキゾーストエンド。排気管後部のリヤカウル上面やリヤウイングはカーボン調のデカールが用意され、質感たっぷりに仕上げることができる。
また、複雑な塗り分けを手軽に行えるように部品上にも極細の線を彫刻。前後のスリックタイヤは質感もリアルな軟質樹脂製でフロントタイヤは左右にステアリングすることもできる。
(左上)ステアリングやコンソールパネル、ペダル類に加え、ドライバーシート横のリチウム電池ボックスまで再現されたコクピット内部。(右上)デカールは7号車と8号車用が用意され、選択が可能。インレットマーク(メタル製ステッカー)やタイヤマーク、さらにウインドウ部とボディの塗り分けに便利なマスクシールもセット。(下)車体前部からリヤディフューザーへと流れる空力処理や、フロントサスペンションまわりの造形も見事で、プラモデルならではのアングルを楽しめる。
エアロダイナミクスとクーリングを追求した、長距離レースを戦うレーシングカーのスタイルが、タミヤならではの高い技術で、全長194mm、全幅80mm、全高58mmという1/24スケールサイズに凝縮されている。
購入は全国の模型取扱店およびタミヤプラモデルファクトリー新橋店・トレッサ横浜店、タミヤオンラインショップで。商品の詳細はタミヤのホームページで確認できる。
●タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ トヨタ ガズーレーシング TS050 HYBRID 4,700円(税別)
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