CクラスのESP介入はさすがのひと言。FFながら滑らかなダブルレーンチェンジを見せてくれたのはパサート【清水和夫のDST】#69-4/4

CクラスのESP介入はさすがのひと言

MERCEDES-BENZ C220d

●Wレーン平均通過速度:70.39km/h(★★★★)

操縦安定性:ダブルレーンチェンジはどのような結果になるのか読めないでいた。路面が少し濡れているため、装着するタイヤによりどんな挙動を示すかが不安だったからだ。最近は転がり抵抗が低いタイヤが多いので、Cクラスといえどもウェット性能はテストするまで信用できない。100km/hで進入し、強めのブレーキでステアリングを切る。すぐにESPが滑らかに作動し、速度を落としながら隣のレーンに移動。ESPが介入したことに気が付かないくらい自然な動きだ。元のレーンに戻る時、路面がうっすら濡れているので7分山のピレリP7は若干オーバーステア気味な挙動を示したが、ステアリングの正確性は失われていないので、舵の利く範囲で元のレーンに戻れた。

リポート:清水和夫 フォト:篠原晃一 ル・ボラン 2016年6月号より転載

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