総合得点で勝ったのはホンダのクラリティ
クルマ全体の印象は、クラリティに軍配が上がった。パワープラントの完成度だけでなく、ハンドリングや乗り心地、静粛性でもクラリティは洗練されている。ミライは低い重心が大きな武器になっているが、転がり抵抗が低いタイヤがウェット性能のネックとなった。
いずれにしても両車、「よく出来ました」と高く評価したいが、ことクルマとしての魅力をみれば、パワーやトルクが少し足りない。テスラのように「乗って愉しいFCV」を目指すべきだろう。
さらに言うなら、電動駆動は自動運転と相性がよいので、次期モデルではぜひともゼロクラッシュ・コンセプトも掲げて欲しい。
RESULT
クラリティに軍配だが両車とも乗って楽しいFCVを目指してほしい
●トヨタ ミライ:13.0/20点
●ホンダ クラリティ:15.0/20点
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