山岳路でステアリングを切り込むと、きわめて素直な応答性を示す。応答性の遅れを感じることがなく、切ったなりにシッカリと曲がる。そのため、ボディにムダな動きがないこととの相乗作用で、コーナーが連続する場面を駆けぬけても安心感を保ちつつダイナミックな走りも楽しめる。
高速道路でも、ステアリングの素直な応答性が役立つ。ステアリングに軽く手を添えながら操作をしても、自然な感覚でレーンチェンジが可能であり直進状態にスッと戻れる。ミニバンは、レジャーのために高速道路を長距離移動する機会が多いはずなので、こうした特徴が魅力になる。
しかも、2.5Lエンジンを積むグレードでも、低回転域から充実したトルクを得ている。場面を問わず周囲の流れに合わせて走るなら、アクセルを深く踏む機会がなくエンジン音が耳に届かないほどだ。
高速道路の本線合流などでアクセルを踏み込んでも、エンジン音のボリュームは増すにせよノイズにつながる領域を遮断し騒がしい思いをせずに済む。
実は、こうした静粛性はプレミアムミニバンとして鍛え上げたボディによる効果が大きい。その証拠に、市街地などに多いザラついた路面を通過する際に聞こえるゴーッという感じのロードノイズを抑え込んでしまう。ボリュームが低めなだけではなく、複数の音質が重なるとか多方向から耳に届くとか響くといったノイズを際立たせる傾向も回避している。
乗り心地についても、ソフトに設定されたサスペンションがしなやかに動いている実感があり不快な印象とは無縁でいられる。最近のプレミアム系ブランドのモデルは、感覚的に乗り心地を損なうので振動にミシッとかゴツッというノイズが伴わないような対策をしている。
エルグランドの開発時にそれが課題になっていたかどうかは定かではないものの、結果としてボディがキシむ感じがする、こうしたノイズをミニバンとしては巧みに抑え込んでいる。
■関連記事
- 東風日産、新型EVセダン「N7」を公開!中国・都市部の先進的なユーザーに向けて2025年上半期に発売へ
- 【スクープ】日産「リーフ」の次期型はクーペクロスオーバーボディに一新! 出力&航続距離も大幅に向上へ
関連記事
ワンガンブルーなど美麗な新色を加えて、日産「フェアレディZ」「同 NISMO」2025年モデルを2月から発売!
ニュース&トピックス
2024.11.08
「セレナ」がミニバン販売台数No.1獲得! 前年下半期に続く2024年度上半期の好調なセールスを、日産みずから分析
ニュース&トピックス
2024.11.01
試乗ができる「アリア」、そして90周年記念車の「サクラ」も展示!日産 出展情報【EV:LIFE 神戸2024】
EV:LIFE KOBE2024
2024.10.30
日産フォーミュラE、シーズン11に向けてアップデートした「GEN3 Evoマシン」を公開
モータースポーツ
2024.10.18
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>