理想的なリ・デザインの取り組みが評価
10月3日、スズキは20年ぶりにフルモデルチェンジを受け7月に発売した新型「ジムニー」、「ジムニー シエラ」が、「2018年度グッドデザイン賞」において、とくに優れたデザインに与えられる「グッドデザイン・ベスト100」に選出されたことを発表した。
公益財団法人・日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」は、1957年に当時の通産省によって創立された「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度)を母体とする、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度である。
ジムニーは1970年に初代が誕生。当時、軽自動車で唯一の四輪駆動車として発売された。卓越した悪路走破性と、コンパクトなボディによる優れた取り回し性により、世界で活躍しているスズキの代表車種となり、日本が世界に誇る無二のコンパクト4WD車として君臨し続けている。
新型「ジムニー」、「ジムニーシエラ」は、専門家が愛用する「プロの道具」をデザインコンセプトに、機能に徹した飾らない潔さを追求。車両の姿勢や状況を把握しやすいスクエアなボディにより、悪路走破性に寄与するとともに、積載性や操作性、車両内外の彩色に至るまで機能に徹した実用性の高いクルマを実現した。
審査委員の評価は以下のとおり。
「多くの製品がひしめく世界の自動車市場において競合製品のない独自の地位を得ている。また、そのモデルチェンジの過程において、道具として求められる機能を追求することで進化してきており、理想的なリ・デザインの取り組みを実践していることが高く評価できる。とくに今回のモデルチェンジでは、従来の良さを残しつつ、洗練されたデザインとなっている」
ちなみに、スズキ車が「グッドデザイン・ベスト100」に選出されたのは、2013年の軽商用車「キャリイ」に続く2度目となる。
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