「Inno-Space」と名付けた空間で部品の完成度をチェック。 データは世界中で活用可能に
ポルシェがAR(拡張現実)を活用した品質管理を始めている。VR(バーチャルリアリティ=仮想現実)に対し、実在する空間や物体にバーチャル情報を重ねて表示できるARは、自動車の設計や品質管理にも活用できる面があり、ポルシェはこれを積極的に活用。テストを経て’18年中には生産工程にも組み込んでいく考えだ。
ライプツィヒ工場に設けられたAR設備「Inno-Space」では、部品などのCADデータをアプリで読み込み、タブレット端末などを用いて画像を重ね合わせることで傷や偏差、接合部の不具合などを素早く発見できるという。データベースとして世界中の拠点でその情報を共有することもでき、高精度かつ効率のいい品質管理が可能となる。また、こうした工程をネットワークでつなぐことで、サプライヤーの品質管理にも活用できるとしている。
ポルシェはARグラスを使ったサービス工場でのトラブル判定や、EVスポーツカー「ミッションE」の内部を透視するかのように視認できるARアプリを開発して実用化している。それをより進化させ、精度を高めたARの活用により品質管理の手法も変わってくることを示したInno-Spaceだが、こうしたAR活用が他メーカーに拡がっていく可能性は高い。品質確保に役立つのに加え、手間を省くことでコスト削減効果も期待できるだけに、さまざまな分野から注目されることになりそうだ。
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