2019年内デビューが前倒しに

日本では先日新型「アウディA6/A6アバント」が揃ってデビューしたばかりだが、アバントの派生モデルである「A6オールロード」の新型もすでに最終テストの段階に入っている。今回は、現在までの情報をもとにそのレンダリングCGを作成、豪雪のフィンランドで捕捉されたプロトタイプとともにご紹介しよう。

テスト車両は、歴代のオールロードと同様にリフトアップ。専用デザインのルーフレールやフェンダーフレア、Yスポーツ大径ホイールを装着し、フロントバンパー、サイドシルがワイド化されていた。ただし、グリルのクロムストリップが生産型に採用されるか否かは明らかではない。

搭載するパワートレインについては、ガソリンが3L  V6TFSIと7速Sトロニックの組み合わせで最高出力は340psをマーク。ベース車と同様、これに48V電装のマイルドハイブリッドが組み合わされることは確実だ。またディーゼルについては286㎰を発揮する3L V6に8速ティプトロニックというコンビで、これにスポーツディファレンシャルが標準搭載される。なお、日本仕様のA6 で追加がアナウンスされている2Lターボのガソリンおよびディーゼルについては、そのキャラクターを考慮して採用は流動的という。

装備やユーティリティについては、もちろんベースとなるA6アバントと同等。ラゲッジルーム容量は通常時で565Lが確保され、最大時は1680Lにまで拡大する。インパネ回りには12.3インチのデジタルメーターや10.1インチのインフォテインメントシステム、8.6インチのタッチスクリーン、最新世代の「MMIタッチレスポンス」などが採用される。

気になるワールドプレミアだが、いまのところ2019年内とされている。ただ、3月のジュネーブ・ショーでサプライズ登場という噂もあっただけに、フランクフルト・ショーより前に発表されることも考えられる。

 

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