A8からQ5まで4モデル同時に発表
既報のとおり、アウディは3月5日に開幕するジュネーブ・モーターショー2019において、市販型EV第2弾となる「アウディ Q4 e-tronコンセプト」を初公開する。
このコンセプトモデルは、昨年本国でデビューした「アウディe-tron」に続くSUVスタイルのEVで、クーペスタイルとして登場。Q4というネーミングが付くことから、Q3とQ4の間を埋めるミドルサイズであることが予想される。量産型の発表は2020年後半から2021年初頭が見込まれているとのこと。
そんなアウディは2月25日、今年のジュネーブ・モーターショーで電動化技術の促進を強調するプラグイン・ハイブリッド(PHEV)仕様車を4モデル同時に発表することを明らかにした。
発表されるのは「A8」、「A7スポーツバック」、「A6セダン」、「Q5」のそれぞれに設定されるPHEVの「TFSI e」。パワーユニットはガソリンターボエンジンと電気モーターで、14.1kWhのリチウムイオン電池を組み合わせる。すべてのモデルで、EV航続距離が40km(WLTCモード)以上をマーク。日常的な使用における約3分の1をゼロエミッション走行できるとしている。
走行モードは「EV」、「オート」、「ホールド」の3モードで、「オート」モードは効率的な走行のためにエンジンとモーターを駆動しインテリジェントな走りを実現。「ホールド」モードは、車両が電気エネルギーをマネジメントして、バッテリーの充電状態を維持されるように制御される。
これらのPHEVはスポーティな内外装の「Sライン」トリムが標準になるとのこと。つまりアウディはこれらの新しいPHEVモデルをパフォーマンスハイブリッドという切り口でアピールしていくことになる。またA6とA7スポーツバックはさらにスポーツサスペンションやブラックスタイリングパッケージが装備される。
この4モデルに設定されるPHEVは、2019年内に注文受け付けを開始する見通しとのことだ。
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