ボッシュが気象データを生かした路面予測技術を開発

全ての画像を見る

自動運転技術のひとつとして実用化を目指す

自動運転車の実用化にはさまざまな条件のクリアが必要だが、そのひとつとして「路面状況の検知」がある。雨や凍結で滑りやすい路面をいち早く検知し、クルマ自身が対応することが欠かせないが、ここにきてボッシュが新たな検知システムを開発。フィンランドの気象予測企業Foreca社と提携して路面状況を予測し、クラウド技術などを活用してクルマへと伝える技術を開発した。

気象情報や路面情報を得るだけなら、現在実用化しているプローブ情報などでも可能だが、それを自動運転に活用するとなるとハードルはぐんと高くなる。そのシステムをボッシュが構築し、車両データなどと組み合わせてクルマを安全に制御できる技術を実現できるとしているが、対象が全世界となると膨大な情報が必要となる。Foreca社は常時更新される世界の路面データを有しているというが、どこまで精度を高めていけるかがカギとなるだろう。

ボッシュによると2020年には路面状況に関するサービスを幅広く展開する予定だが、こうした機能は自動運転車ならずとも欲しいところ。さまざまな情報を集積し、分析して最適の解を導き出すことになるが、2年先にボッシュがこのサービスをどんな形で世に出してくるのか興味深いところ。果たして日本の道でも活用できるようになるのか。そのあたりのアナウンスにも期待したい。

LE VOLANT 2018年10月号 Gakken Plus

■関連記事

田畑修
AUTHOR
2018/09/05 10:00

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!